約 2,422,004 件
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/55343.html
登録日:2023/12/17 (日) 19 46 05 更新日:2024/09/22 Sun 15 25 13NEW! 所要時間:約 ? 分で読めます ▽タグ一覧 キン肉マン ニュージーランド パーフェクト・ラージナンバーズ ピークア・ブー 完恐 完璧・無量大数軍 完璧超人 急成長 無量大数軍 石毛翔弥 赤ちゃん 赤ん坊 超人 超人レスラー そうだ!立ち上がって新たな強力技を見せてこい ピークア・ブーとは、漫画『キン肉マン』に登場するキャラクター。 ◆プロフィール 所属:完璧超人 出身:ニュージーランド 身長:178cm 体重:105kg 超人強度:4200万パワー CV:石毛翔弥 戦績 vsキン肉マン●(風林火山) ◆概要 2012年~2018年まで、週プレNEWSにてWEB連載されたシリーズに登場。 完璧・無量大数軍(パーフェクト・ラージナンバーズ)の第一陣として登場した、『完恐』の異名を持つ完璧超人。 小柄な体躯に赤ん坊の扮装をした完璧超人。 ピークア・ブー(いないいないばぁ)の名の通り、その素顔は手の平を象ったマスクに覆われている。 喋れないわけでも無いのだが、台詞の大半は「ホンギャホンギャ」という泣き声で構成されており、 表情が読めないことも相まって非常に不気味な印象を見る者に与える(ちなみに一人称は「あたい」)。 お腹の手は開いて怖い顔でいないいないばぁをしてくる。 彼の特徴は、見た目に反して卓越した学習能力の持ち主であること。 キン肉マン戦ではキン肉マンのファイトスタイル・必殺技を試合中に学習・対応して優位に立つ。 「キン肉バスター」を一度かけられただけで破り方、のみならずその他の48の殺人技までも学習するほど。 学習して成長したあとは顔つきや口調が変わり、青年らしいものになる(一人称も「私」や「オレ」になる)。 ◆劇中での活躍 当初は悪魔超人のスプリングマンが挑むつもりだったが、両国国技館で現役復帰したキン肉マンと戦うことになった。 試合経過と共に前述の学習能力でキン肉マンを追い詰めるが、実はその学習能力を維持するために試合が終わるたびにストロング・ザ・武道によってリセットされており、 武道とまともに会話することすら3年ぶりだったらしい。 (後々、完璧超人には超人閻魔から不老不死を授かった者がいる旨が語られているので、同種の能力で長年赤ん坊状態でいられるのだろう。) 本人はそれに不満を持ち、キン肉マンとの戦いを通してその支配から逃れる実力を得ることを望んでいた。 赤ん坊状態で即死しかねない技を食らったらどうするんだろうか だがキン肉マンのド派手なファイトスタイルのみを吸収し、基礎技のカバーをおろそかにしていたため、 キン肉マンが基礎技を中心とした戦い方にシフトした後は動きを読めなくなり、最後は基礎技の集合体である48の殺人技「風林火山」でKOされた。 試合後に自害しようとするも、キン肉マンによって諭され「またキン肉マンと戦いたい」と涙を流しながら思いとどまった。 その後、完璧・無量大数軍の第二陣に対して反旗を翻すも『完肉』ネメシスに「マッスル・スパーク」をかけられ粛清されかかる。 しかし、キン肉マンが捨て身でクッションになったことによってなんとか生存。 駆けつけてきたブロッケンJr.の手配でジェロニモと共に病院に搬送され、無量大数軍敗者の中では最初の生存者(*1)となった。 その後もしばらく入院していたが、ネメシスとの決戦を控えたキン肉マンのために囚われていたネプチューンマンを解放し、2人で荒っぽい激励を行った。 そしてキン肉マンとネメシスとの戦いではネプチューンマンと共に勝手にセコンドにつき、かつて自分が喰らった風林火山をネメシスが受けたとき脱出するタイミングを教えてローリングクレイドルの直後で脱出させることに成功。 しかし、試合のクライマックスでネメシスがフィニッシュホールドにマッスル・スパークではなくアロガント・スパークを選んだことに愕然、失敗して逆にネメシスのほうが消耗したためその理由を尋ねたときに「マッスル・スパークは正義超人の技だから、自分は完璧超人として勝たなければいけないのでアロガント・スパークを使うことにした」という返答を耳にしてその生真面目さに涙していた。 その決着後、敗北したネメシスへの掟による制裁にまつわる悶着から武道とネプチューンマンが対峙、更には悪魔将軍が剣呑な気配で立ちはだかると、瀕死のネメシス、ネプチューンマンと共に武道と悪魔将軍の間に割って入り、完璧超人の生き残りとして失えない存在は三者変わらない心を示す。 頑なだった武道にもその信念がようやく通じ、三名揃って武道から言外に赦免された形で、オーストラリアのウルルにおける超人界頂上決戦を見守った。 始祖編終了後の様子は不明で、超人墓場にいる完璧超人達の様子が描かれている時も不自然なほど姿を見せない。 今更48の殺人技をコピーしただけの超人では試合に参加させづらいためだろうか? ◆技 作中では「自らの」必殺技についてはほとんど使っていない。 ガクシュウ 相手の技をコピーする能力が最大の特徴。 しかし急成長を遂げるごとに基礎技を忘れるほどの欠点もある。 また、武道の話を信じるのであれば学習対象にできるのは最大で一人まで。 ビッグ・ベイビー・ボム キン肉マンに挑んだ際に見せた唯一のオリジナルの技。腹部にある巨大な手で相手を上下逆さまに捕らえ、頭部をリングに叩き付ける。 明言はしていないが、これが“完恐”としての必殺技なのだろうか。 ◆余談 CVを担当する石毛翔弥氏は『ゴジラ S.P<シンギュラポイント>』で主人公の1人有川ユンを演じているが、 対戦相手のキン肉マン役である宮野真守氏もまた『GODZILLA』3部作にて主人公のハルオ・サカキを演じており、 奇しくも「ゴジラシリーズのアニメで主人公を演じた者同士」の対決となっている。 ガクシュウソノ⑥ ツイキ・シュウセイ △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] スプリングマンと戦ったら普通に負けていたんじゃないだろうか? あいつの技ってあいつの体だからできるものばかりだし -- 名無しさん (2023-12-17 20 10 47) 折角完璧超人の改革派に鞍替えして生き残ったんだし、地上待機組ということで時間超人戦で出番が来ないもんかね? -- 名無しさん (2023-12-17 20 22 59) サンちゃんとかギミック持ち相手にもキツいかもね。ステカセとかガクシュウさせた内容に有利な超人に変身して倒したりする頭脳プレイとか…無理かステカセじゃ -- 名無しさん (2023-12-17 20 38 35) 一番の個性が無くなってしまったからなぁ… ゆでも活かし方に困ってるんじゃないかと思う -- 名無しさん (2023-12-17 20 59 24) 合意の上で記憶リセットして基礎技からゆっくりガクシュウ中とかしてないかなぁ? -- 名無しさん (2023-12-18 05 09 51) ↑3カナディアンマンのカセット使ったらピークがステカセやカナディ本人より優秀(他の超人大全集の技と組み合わせて)なカナディアン・バックブリーカー繰り出してきそう -- 名無しさん (2023-12-18 05 20 52) 今のキン肉マンは普通の超人相手に下手に苦戦させられないからそういう意味ではいい対戦者だったんだけどな -- 名無しさん (2023-12-18 07 04 37) 武道が自身や始祖の能力をコピーさせなかったのは、ザ・マンが幾億年に渡って始祖を鍛えても自身の再生産品しかできなかったトラウマが響いたのかな -- 名無しさん (2023-12-18 10 30 21) 金銀兄弟に反抗され逃げられたあやつが「立派な成長を遂げるけど反抗しそうになったらリセットできる」赤ん坊を手元に置いているのは色々考えてしまうな(Ⅱ世で親の業や悲しみを描いていただけに) -- 名無しさん (2023-12-18 11 23 28) 今のところキン肉マンの劣化コピーでしかないから学習以外のアイデンティティ見付けないと参戦はそらキツイよな -- 名無しさん (2023-12-19 13 14 06) ↑今はそのアイデンティティの為に修行してると思いたいな -- 名無しさん (2024-08-10 16 31 33) 赤ん坊の衣装の所為で隠れがちだが、青年形態は割とスマート風なイケメンだと思う -- 名無しさん (2024-08-27 08 43 00) ネメシスとネプはザ・マンの側に仕えてて登場するのに不自然なほど姿を見せない。 -- 名無しさん (2024-09-03 19 20 04) 急成長って個性を捨てたわけだし、ラージナンバーズとしては実力不足になり、その地位を失っているかもしれないね -- 名無しさん (2024-09-03 21 08 03) 急成長させてはリセットを何度も繰り返して弄んでおきながら、一回負けたら死ねってそりゃふざけんなってなりますわ。 -- 名無しさん (2024-09-19 18 32 28) 「完璧超人は成長の余地がないほど強いから1度でも負けたら終わり」って理念からは、真っ向から反した矛盾した存在なんだよな。最初から完璧でもなんでもない。 -- 名無しさん (2024-09-22 15 20 39) ↑そこもストーリーとしては計算づくなのかもな。親の身勝手に振り回される子供。 -- 名無しさん (2024-09-22 15 25 13) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/55361.html
登録日:2023/12/20 Wed 10 10 42 更新日:2024/09/27 Fri 12 01 52NEW! 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 37秒 かませ犬 アニメでは強豪 キラーモータース キン肉マン ゼブラ四天王 ドリル バッテリー フランス モーター モーターマン 不遇 小型電源機 川津泰彦 弱い 技巧チーム 機械超人 次鋒 王位争奪編 瞬殺 超人 超人レスラー 電気 電気属性 電池 キキキ 往生際の悪い野郎だ!! モーターマンとは漫画『キン肉マン』の登場人物である。 ◆プロフィール 所属 技巧(ゼブラ/ぎこう)チーム(機械超人) 出身 フランス 身長 190cm 体重 210kg 超人強度 460万パワー 年齢 23歳 声 川津泰彦 ◆概要 『キン肉マン』の旧シリーズ最終章【キン肉星王位争奪編】において技巧(ゼブラ/ぎこう)チームの次鋒(ゼブラ四天王)として登場。 頭部がドリルになっていて、両腕が電池の超人。『キン肉マン』では初の電気を使う超人でもある。笑い声は「キキキー」 非常にデザインが安定しない超人であり、同じ話内でも登場する度にデザインがコロコロ変わる。 アニメでは初期の頭部のドリルにトゲトゲと後頭部にスイッチらしき突起が2つついたデザインで統一されている。 全身骨折の満身創痍とは言え準主人公のテリーマンに対し優勢に戦う猛者であるが、バイクマンからは小型電源機として参加させただけの数合わせとして紹介されている。 ちなみに旧作キン肉マンにてテリーマンが最後に戦った公式戦の相手は彼である。 とても格闘などできそうにないオモチャ体型からわかる通り戦闘はギミック頼りであり、ラーメンマンからは「くだらん…」とまで言われてしまっている。 同じく《技巧》(ゼブラ)チームでラーメンマンの対戦相手でもあるバイクマンとは同じ機械超人であるが、漫画本編ではシングルマッチでしか闘っていない。また(バイクマンの所にも同じことを書くが)『ディープオブマッスル!!』では、 バイクマンとの出会い。 バイクマンと一時は「キラーモータース」として組むも決別していたこと。 バイクマンと共に技巧チームに入るまで。 などが語られている。 ◆活躍 キング・ザ・100t戦のダメージがまだ癒えていないテリーマンに対し優勢に戦うも、もう1人のバイクマンが現れたことで中断。偽物のバイクマンのヘルメットを壊し、ラーメンマンの正体を暴くとそのまま試合に入る。 素顔では4年ぶりの試合となるラーメンマン相手に最初は有利に進めるが、試合勘を取り戻したラーメンマンに敵う筈もなく飛翔龍尾脚でドリルを破壊され、フライング・レッグ・ラリアートで大ダメージを負う。 最期はキャメル・クラッチで真っ二つにされ、伝説の37秒という大会最短試合(*1)での決着となるのであった……。 死んでからも腕が有ったり無かったりと安定しないままであった。 以後はバイクマンのバッテリーとして扱われる。 そもそも、ゼブラからも「バッテリー」として雇われていた。四天王なのに…。 アニメではバイクマンにドリルに付いたラーメンマンの返り血をタオルで拭いてもらう場面があり、一定の感謝はされていると思われる。 ラーメンマン参戦時の自信満々な態度を見る限り、本人にはその事を知らされておらず実力でチーム入りできたと思わせていたようである。 ラーメンマン復活のインパクトを強調する噛ませ犬であり重症だったとはいえ人型バッテリーの立場で一方的に叩きのめしテリーマン凋落のイメージを作ってしまった罪作りな電池である。 アニメ版では(主にテリーに対する)不名誉を払拭すべくモーターマン戦に丸々1話が割かれ、試合序盤は普通のプロレス勝負でテリーと一進一退の華麗な技の応酬を繰り広げる正統派レスラーとして戦う描写が追加され、1回戦の負傷の影響が見え始めたテリーに対しドリルと電気技を解禁し…という流れになり、その後も関節技で足にダメージを与えモーターマンも冷や汗を掻くなどテリーがかなり善戦しており、Aパートの大半がこの試合に費やされている。 そしてBパートのラーメンマン戦では原作以上に攻撃を加えるシーンが追加され、ラーメンマンも撃破までにそれなりの手数と攻撃を必要とするなどモーターマンは普通に強豪超人なのだと印象付けるような描写とパワーバランスになるように配慮。 その上でラーメンマンの名シーンである飛翔龍尾脚から始まる必殺の3連撃”秒の殺し屋復活”はバッチリ描かれ、かなり気合の入ったシーンとなっている。 中華風の専用BGMが高らかに流れながら変身バンクのように昇竜道着の赤い龍が体に巻きつき華麗に舞うラーメンマンは誇張抜きに”やったーカッコいいー!”なので必見。 「復活だ…ブロッケンマンを破った4年前の”強すぎるほど強かった”ラーメンマンが!」 …だが試合シーンを追加したアニメ版でも伝説の37秒の記録はそのままにしてしまったため少々違和感が生じてしまった。 ◆得意曲芸 バッテリー・クロー 両腕の電池で敵の頭部などを挟み込み電流を流す。この技についてラーメンマンには「ただの曲芸」と言われてしまった。 スパーク・リング・フラッシュ バッテリーを使い目眩ましさせる技曲芸。 足元にまで光が届いてないのが弱点だが、テリーマンはラーメンマンのアドバイスが無ければ気付けなかった可能性がある。 ドリル・ア・ホール・スパーク 両腕の電池を合わせてドリルを回転させる。この技は相手を吹き飛ばす力を持ち、劇中ではテリーマンを場外まで吹き飛ばした。わざわざ相手を吹き飛ばさないで相手の体をドリルで貫通することで即死も狙うとか言ってはいけない。 ◆余談 飛翔チームのミスター・VTRはチームの次鋒、機械超人という共通点があり、身長も同じであるが、体重は790㎏とモーターマンの3倍以上もある。 ミスターVTRが重いと感じるのかモーターマンが軽いと感じるのかは個人次第である(*2)。 瞬殺されたレオパルドンと同じ声優である。なおこちらも次鋒。 30分ルールで連戦できなかったウォーズマンに不戦勝 全身骨折で重症だったとはいえテリーマンを追い込んでの無効試合でラーメンマンに交代と 実はバイクマンに期待されていた2人分の働きは(棚ぼたとはいえ)モーターマンの方が果たしていたりする。 基本的にテリーマンの方が無効試合として扱われてはいるのだが、形の上での勝ち星は技巧チームでは最多。 『キン肉マンⅡ世』にも同じく電気を使うボルトマンという悪魔超人が登場している。ただしこちらは強豪として描かれており、モーターマンとは役割が正反対である。 追記・修正はドリル・ア・ホール・スパークで相手を吹き飛ばしてからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 超人レスラーとしてはミキサー大帝とどっちがマシだろうか。 -- 名無しさん (2023-12-28 01 55 16) マンリキ―のほうはミートと交代したウォーズマンとすんなり戦えたのに、テリーマンの代わりとして出てきたこいつはチームメイトから「俺に代われや」といわれまくってたな -- 名無しさん (2023-12-28 06 27 23) ゼブラやチームメイトからの扱いが地味にひどい。 -- 名無しさん (2024-06-30 18 43 02) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/zensensyu/pages/2908.html
キン肉マン・キン肉星王位争奪編 742 名前:水先案名無い人 :2007/08/02(木) 21 53 07 ID fg/yQ7Tt0 王位争奪編全登場超人入場!! 虎殺しは死んでいた!! 経験を忘れたままロボ超人が甦った!!! 噛ませ犬!! ウォーズマンだァ――――!!! 偽奥義はすでに我々が完成している!! 盗人キン肉マンマリポーサだァ――――!!! 組み付きしだい挟みまくってやる!! スェーデン出身 ザ・マンリキだァッ!!! 素手の殴り合いなら手の本数がものを言う!! 魔界のプリンス 蜘蛛の化身 アシュラマン!!! 真の変身を知らしめたい!! 超人ハンター ジ・オメガマンだァ!!! いつもはただの解説役だがミキサー戦なら全試合オレのものだ!! 英知の子 アレクサンドリア・ミートだ!!! KKD対策は完璧だ!! マリポーサチーム中堅 ミキサー大帝!!!! 全超人格闘史のベスト・瞬殺は私の中にある!! 1ページ死にの神様が来たッ 次鋒レオパルドンいきます!!! ギャアーッ! タイマンなら絶対に敗けん!! 1000万パワーのケンカ見せたる 元悪魔超人 バッファローマンだ!!! 状況予想装置・編集機能付き(なんでもあり)ならこいつが怖い!! アメリカのビデオ・ファイター ミスターVTRだ!!! フランスから炎の傭兵が上陸だ!! 鳥人 ザ・ホークマン!!! 金と権力が欲しいからゼブラチームに入ったのだ!! ゼブラ様の真の姿を見せてやる!!パルテノン!!! オリンピックの賞品に王位とはよく言ったもの!! ザコ超人の妄言が今 観客席でバクハツする!! ビッグボンバーズ スペシャルマンだ―――!!! 超人に勝ったことこそが人間最強の代名詞だ!! まさかこの男がきてくれるとはッッ ジェロニモ!!! 充電するためにここまできたッ キャリア一切不明!!!! ゼブラチームのピット(役)ファイター モーターマンだ!!! オレたちは王位が目的ではない強力の神に唆されたのだ!! 御存知1億パワー キン肉マン・ビッグボディ!!! 忍術の本場は今や西洋にある!! オレを驚かせる奴はいないのか!! サタンクロスだ!!! 弱ァァァァァいッ説明不要!! 三戦三敗!!! 三死亡!!! ザ・ニンジャだ!!! 医術は死者を蘇らせてナンボのモン!!! 超本格医術!! 超人墓場からドクターボンベの登場だ!!! ビビンバはオレのもの 邪魔するやつは思いきり殴り思いきり蹴るだけ!! フェニックスチーム大将 キン肉マン・スーパーフェニックス 弟を助けに日本へきたッ!! キン肉星元王位継承者 キン肉アタル!!! ロビン流に更なる磨きをかけ ”超人博士”ロビンマスクが帰ってきたァ!!! 今の自分は四角くないッッ!! シーソー・レスラー キング・ザ・100トン!!! 氷河期数万年の鼻技が今ベールを脱ぐ!! シベリアから マンモスマンだ!!! 外道超人の前でならオレはいつでも完璧だ!! 燃える闘魂 喧嘩マン 本名で登場だ!!! ゼブラメダルはどーしたッ エンジンの炎 未だ消えずッ!! 走るも落ちるも思いのまま!! バイクマンだ!!! 特に理由はないッ 王族が強いのは当たりまえ!! ジェシー・メイビアに勝てなかったのはないしょだ!!! 元ハワイチャンプ! プリンス・カメハメがきてくれた―――!!! 貧乏生活で磨いた実戦ボクシング!! 運命の王子のデンジャラス・超人 キン肉マンゼブラだ!!! 解説だったらこの人を外せない!! 超A級解説師 吉貝アナだ!!! 超二流レスラーの超二流の喧嘩だ!! 生で拝んでオドロキやがれッ ドイツの中堅超人!! ブロッケンJr.!!! 七光線はこの男が完成させた!! ジャングルジムが切り札!! プリズマンだ!!! 若き王者が帰ってきたッ どこへ行っていたンだッ チャンピオンッッ 俺達は君を待っていたッッッキン肉マンの登場だ――――――――ッ 加えて負傷者発生に備え超豪華なリザーバーを4名御用意致しました! 中国拳法 ラーメンマン!! 超人横綱 ウルフマン!! 米国の超人!テリーマン! ……ッッ どーやらもう一名は富士山で襲われたのに姫路病院に収容された様ですが、死亡次第ッ皆様にご紹介致しますッッ 関連レス 746 名前:水先案名無い人 :2007/08/02(木) 22 20 53 ID crRE+Xb80 何番煎じだ コメント 名前
https://w.atwiki.jp/yamamura2/pages/3227.html
【TOP】【←prev】【GAMEBOY ADVANCE】【next→】 キン肉マンII世 正義超人への道 タイトル キン肉マンII世 正義超人への道 機種 ゲームボーイアドバンス 型番 AGB-P-AK2J ジャンル 対戦格闘アクション 発売元 バンプレスト 発売日 2002-12-6 価格 5800円(税別) キン肉マン 関連 Console Game FC キン肉マン マッスルタッグマッチ FDS キン肉マン キン肉星王位争奪戦 SFC キン肉マン DIRTY CHALLENGER GC キン肉マンII世 超世代超人vs伝説超人 Handheld Game GB キン肉マン ザ・ドリームマッチ WS キン肉マンII世 ドリームタッグマッチ キン肉マンII世 超人聖戦史 GBA キン肉マンII世 正義超人への道 駿河屋で購入 ゲームボーイアドバンス
https://w.atwiki.jp/sinnerei/pages/2951.html
【作品名】キン肉マン 【ジャンル】漫画 【名前】ガンマン 【属性】完璧超人始祖 完璧・漆式 【年齢】52億歳以上 【長所】多分完璧超人始祖で一番人気 【短所】ウザい 【備考】五十数億年前に不老不死になった設定なのでこうなる vol.1 修正 vol.5 983
https://w.atwiki.jp/pachikaisekidata/pages/369.html
キン肉マン キン肉星王位争奪編 機械割 設定1 97.0% 設定2 98.5% 設定3 100.0% 設定4 103.0% 設定5 106.0% 設定6 110.0% キン肉マン キン肉星王位争奪編TOPに戻る
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/33216.html
登録日:2015/12/01 Tue 23 59 56 更新日:2024/09/25 Wed 13 05 08NEW! 所要時間:約 23 分で読めます ▽タグ一覧 1億パワー オーストラリア キン肉マン キン肉マンスーパー・フェニックス コンプレックス コンプレックスの塊 ゴッドセレクテッド トラップ フェニックス フェニックスマン マッスル・リベンジャー ラスト・インテリジェンス ラスボス 三大悪行超人 不死鳥 中村悠一 初代ラスボス 卑怯 合体 外道 天才 嫉妬 小物界の大物 小細工 強力の神 悪行超人 技巧の神 抽象的な知性 改心 残虐の神 池水通洋 特殊リング 王位争奪編 知性の神 知性チーム 絶対的な知性 覆面レスラー 貧乏 贖罪する罪人 超人レスラー 超人閻魔 運命の5王子 長期連載の弊害 飛翔の神 思い知れーっ キン肉マンよ おまえがキン肉星の大王の器でないことを!! 読者 視聴者「お前が言うな」 キン肉マン スーパー・フェニックスとは、漫画『キン肉マン』の「キン肉星王位争奪編」に登場するキャラクター。 キン肉マンと同じ日に生まれた運命の子のうちの1人「フェニックスマン」に、邪悪5大神「知性の神」が憑依した姿である。 知性(フェニックス/ちせい)チームのリーダーを務める他、同作(旧シリーズ)のラスボスでもある。 プロフィール 所属 知性チーム大将 出身地 キン肉星・サーロイン村(エントリー国はオーストラリア) 身長 190cm 体重 114kg 超人強度 1億パワー(フェニックスマンとしては95万パワー) 生年月日 地球時間で1960年4月1日 年齢 24歳 血液型 B型 スリーサイズ B128 W76 H94 家族構成 父・フェニックス太郎(故人)、母・シズ子 CV: 池水通洋(アニメ版王位争奪編、『マッスルグランプリ2』) 中村悠一(2024年アニメ版) 概要 「知性こそ超人格闘技の源」と豪語して、知性を活かした科学的レスリングによる戦いを得意とする運命の5王子の1人。 キン肉スグルをモチーフにしたデザインに、額の不死鳥マーク、全身を走る赤い模様、白目、パンツの2枚穿きなどデザイン上での特徴が多い。 特に、トレーニングパンツの上にホットパンツを穿くという時代を先取りしすぎたファッションは他に類を見ない。 登場時は冷静沈着・大胆不敵の実力者に見えたが、残虐チーム(超人血盟軍)戦からは気の弱さがちらほら見え、短気で姑息な卑怯者という面が強くなっていく。故に多くのファンから「小物」と呼ばれている。 王位編の連載が長期化するにつれてその傾向は顕著になっていき、決勝戦に至ってはやる事なす事全てが外道の域である。 この手の姑息な卑怯者が似合うのはせいぜい三下か、よくて中堅レベルである事が多いが、よりにもよってシリーズのラスボスにこんな卑怯者を持ってくるのはどうなのかという指摘も未だに多い。後期キン肉マンの迷走を物語る人物と言える。 とはいえ、そこまで人気がないわけでもなく、『超人総選挙2015』では15位と上位に食い込んでいる。プリズマンがやられた際、原作では「完全に俺の采配ミス」、アニメでは「私のミスで勝てる試合を落としてしまった」と考えるなど卑怯な手を使う反面、自分のミスを他人に転嫁しようとせず認める面もあった。(プリズマンがラーメンマンにやられたのは、フェニックスの責任ばかりでなく、実際に戦ったプリズマンにも責任があるのにもかかわらず。) また、実の母親であるシズ子に対してだけは育ててもらった恩や愛情を決して忘れておらず、父親が事故で亡くなった時は決勝戦を辞退して母親を優先したり、 王位継承編において終盤で現れた母の説得に対しては狼狽し何度も迷いを見せていた。 真弓らに対してはネズミなどと呼んだ時もあったが、シズ子に対しては呼び方もずっと「母さん」で一貫していた。 実力は本物であり、キン肉族三大奥義のひとつを素の力で使いこなし、フェイス・フラッシュも使える。 超人強度1億パワーの持ち主である点からしても、卑怯な手を遣わずに真剣に戦えば、シリーズでも屈指の実力者に数えられるだろう。 彼に憑依する知性の神は他の邪悪神と違って眼鏡をかけているので一目で見分けがつく。 知性=眼鏡とか発想がポル・ポトレベルとか言ってはいけない。 アニメでは悪そうな感じを出そうとしているのかサングラスをかけているが、そのせいでサンプラザ中野っぽくなっている。 なおファンの間では「スーパーフェニックス」と中黒抜きで表記される事も多いが、公式では一貫して「スーパー・フェニックス」表記なので注意。 まさかゆで作品でそんな細部に拘ってケチを付けてくる連中もおるまいが 作中での活躍 過去~王位継承サバイバルマッチ開幕 スグルと同じ日に生まれ、病院の火災に巻き込まれるも無事に助けられる。 退院の日、父のフェニックス太郎はリヤカーを引っ張って迎えに来たのに、スグルの父・真弓はスグルを送迎車で大層に迎えに来た。 才能を見込まれ王立幼稚園に特待生として入園した時も、バカのスグルが苦労もなく入園したのに嫉妬心を抱く。 特待生だけあってその才能は素晴らしく、世界各国の言葉を2日で覚え、12ケタの暗算をし、幼稚園に入る頃には大学生の勉強もできていた。 その後スグルは入園祝いの旅行でブタと間違われて捨てられ、その11年後に養子をとろうと考えた真弓が新王子決定マッチを開催。 フェニックスはこれに参加し、知性を生かしたテクニカルなレスリングを使った戦いでスイスイと勝ち進んでいく。 しかし決勝まで来たところでシズ子から父が転落死したことを聞かされ、泣く泣く決勝戦を辞退した。 なお、この大会は後にスグルが発見された事で、結局意味のないものになっている。というか真弓は11年間何やってたんだ。 以来フェニックスは人生を悔やむようになり、後に見られる勝つためには手段を選ばない性格に変貌していく。 フェニックスを気遣うためにシズ子は「王子と自分の本来の子を助け間違えたかもしれない」と慰める。 だがそれは逆効果であり、それを聞いたフェニックスは「自分が真の王子なのだ」とブツブツ呟いたり薄ら笑いを浮かべるなど、性格が変わっていった。 そして知性の神が現れた事で「神のお告げだ!」と確信、スーパー・フェニックスへと転生する。 悪気はないとは言え、ある意味この母親こそが全ての元凶と言えなくもない。 なおここまでの一連のエピソードは後からの回想シーンだが、初登場時は違うデザインから知性の神の憑依によりスーパー・フェニックスの姿になったのだが、回想では最初からスーパー・フェニックスの顔である。 そしてキン肉マンの戴冠式に乱入した運命の5王子は、邪悪の神より王位継承候補として推薦される。 そこでフェニックスは団体戦を提案し、ギリギリになって現れたスグルを含めた6チームでの王位継承サバイバルマッチが始まった。 1回戦 会津若松城 VS強力チーム 先鋒にマンモスマン、次鋒に自分を選出し、3人のミステリアス・パートナーを温存。 マンモスマンには次々と勝ち進ませ、副将のキャノン・ボーラー戦でわざと引き分けて倒れるように命令。 また、「敵は大きければ大きいほど倒しがいがある」として、スグルのいる熊本城に向かうテリーマンとロビンマスクを援護している。 この時はまだ王位継承候補者としてのカリスマに溢れていた そして次鋒スーパー・フェニックスVS大将ビッグボディ戦はあっと言う間に「真マッスル・リベンジャー」によって決着がついてしまった。 アニメ版ではビッグボディもドロップキックなどいくらか攻撃を入れてはいるのだが、こちらはこちらでマッスル・リベンジャーの前半部分で倒されてしまってる。 飛翔チーム大将のマリポーサが偽・マッスルリベンジャーを破られ敗北した後の出来事なので彼もまたフェニックスの引き立て役にされている。 マンモスマンに3戦目以降舐めプさせていたのもこの演出のためだろうか。 2回戦 名古屋城 VS残虐チーム(超人血盟軍) まず先鋒のサタンクロスがザ・ニンジャを軽々と破る。 その際にサバイバルマッチを15連勝の負けなしで勝ち抜くパーフェクト勝利宣言をするが、直後にサタンクロスはアシュラマンと引き分け。でも負けではないと言い張る。 名古屋城が姫路城と合体して関ヶ原格闘城に姿を変えたり、キン肉マンチームが技巧チームを倒したりした後に名古屋城サイドでも3試合目が始まろうとしていた。 その際、ブロッケンJr.が3対3の「6人タッグ・キャプテン・ギブアップ・マッチ」を提案し、フェニックスもこれを了承(アニメではフェニックスが提案している)。 まるで狙ったかのように仕込んでいた、宙に浮く立方体リングを使い、そこで「スーパー・フェニックス マンモスマン プリズマンVSソルジャー ブロッケンJr. バッファローマン」と目もくらむ豪華メンバーによる試合が始まった。 最初は力量を図るための消極的なレスリングを行うソルジャーに対して優位に立ち、知性チーム全体で攻めてかかる。 だが、プリズマンはブロッケンと相打ちとなり、マンモスマンも真・友情パワーに目覚めたバッファローマンに追い込まれ、何よりブロッケンの犠牲を悔やんだソルジャーの攻めに苦戦。 その中でソルジャーの残虐さの感じられないクリーンなファイトと邪悪の神々の助言でソルジャーが偽物である事に気づき、同時に知性以外の邪悪の神の助力も得るようになった。 残虐の神はソルジャーの正体・キン肉アタルの超人預言書のページを奪い、それを巡ってバッファローマンとマンモスマンが場外へ。 さらにフェニックスのみをロープで助けた後、立方体リング内の浮遊装置も破壊してアタルを力づくで倒そうとするが、バッファローマン渾身のハリケーン・ミキサーで元の位置に舞い上げられる。 両リーダー1対1の状況となるが、死してなおアタルを守る血盟軍の魂を前にフェニックスは攻めあぐねる。 しかし、気絶したふりをして生き残っていたマンモスマンがアタルの予言書のページを手にし、それをたいまつに投げ入れたことで状況は一変。 キン肉アタルという超人の存在がこの世から消え始めてしまい、足から消滅していくところを「超人牛裂き刑 レイジング・オックス」にかける。 だが、ニードロップをアタルに受け止められてしまい、最後の力を振り絞った「業火のクソ力」からの「アタル版マッスル・スパーク」を受ける。 しかし、アタル消滅の進行により技が解け、最後は逆に「真マッスル・リベンジャー」で消えゆくアタルの頭部をコーナーポストに叩きつけて勝利した。 決勝戦 大阪城 VSキン肉マンチーム 決戦を前にそれぞれ特訓に励むキン肉マンチームを嘲笑うかのように、飛行船のモニターでグラス片手にそれを眺める知性チーム。 だが、キン肉マンが完璧マッスル・スパークを決めた瞬間に、その勢いでモニターが爆発してしまい、習得したかどうかが分からなくなる。 そして始まる決戦、先鋒は先と同じくサタンクロスを選出。キン肉マンチーム先鋒・キン肉マンと「魔方陣リング装着デスマッチ」を繰り広げる。 なお、この時キン肉マンに「フェニックスの相手はロビンで十分」と言われ、立ち上がってまで怒るが、それをマンモスマンに宥められるという珍シーンも見せていた。 試合の中ではサタンクロスのディフェンド・スーツ装着をサポートするが、勝手に床からトゲを出す援護射撃で反感を買ってしまう。 そしてサタンクロスは「完璧マッスル・スパーク」を完全に会得したキン肉マンに敗れてしまった。 その後両チームは大阪城内へ移動するが、キン肉マンチームに対して邪悪の神々が設けた地下道はトラップだらけ。 飛車角の迷宮を抜けた先の血縄縛りの門にて全滅しかけるが、予想外なアシュラマンの手助けによって抜けられてしまう。 続く次鋒ラーメンマンVS次鋒プリズマンの「ジャングル・ビッグ・ジム摩天楼デスマッチ」では、まさかのレインボー・シャワー返しによりプリズマンが瀕死に。 期待を寄せるのを早々に諦め、ジャングルジムを倒壊させる仕掛けを使うが、一枚上手だったラーメンマンにより引き分けに終わる。 ここでキン肉マンとフェニックスが同時に吐血し、超人予言書に「ニセの王子が心臓の病気を持っている」と記されている事が判明した。 血を吐くほどの疲労が溜まっていたため、こうした采配ミスが続いていくが、それを気にかけた中堅ジ・オメガマンは副将ジェロニモを難なく撃破。 その時3階では、第8超人病院に行ってきたミートくんが真弓・小百合・ビビンバに6人の王子のレントゲン写真を見せ、超人予言書の内容が事実と確信された。 だが、それに気づいた知性チームの面々は3階に行って全員を捕えた挙句、フェニックスはビビンバの唇を強引に奪う。 そして「イリミネーション・ルーレット・デスマッチ」を提案し、スーパー・フェニックス マンモスマン ジ・オメガマンVSキン肉マン ロビンマスクによる最終決戦が始まった。 パワーファイトに慣れすぎたキン肉マンに対し、テクニック重視のレスリングでフェニックスは有利に戦いを進める。 だが、謎の超人ザ・サムライが乱入したり、ロビンマスクとの激闘の中で片腕的存在であるマンモスマンの預言書のページが燃え始めてしまう。 そこでもう使えないと判断したマンモスマンを見捨てようと、冷徹にもリングを揺らして妨害。 この裏切りには激怒され、秘蔵技「アイス・ロック・ジャイロ」で凍結したロビンマスクをぶつけられてしまう。 そこからの激闘の末にマンモスマンとロビンは完全に消滅するが、それについては悲しむ様子もなく、むしろ寝返りに激怒していた。 ザ・サムライがネプチューンマンであった事が判明したり、リングが大パノラマ闘技場に姿を変えたりと、さらに激化していく決勝戦ではオメガマンを前に出し、自身はサポートに回る。 具体的に言うと、「巌流島ドロップ」を受けたオメガマンをスプリングに変身させてあげるとか、高圧電流を冷静で的確な行動力で無効化するとかだったが。 そしてオメガマンを助けに入った際に「レインボー・ブリッジ・スープレックス」をあっさりと受けてしまい、そこからキン肉マン ネプチューンマンの息の合ったコンビネーション技を受け続ける。 だが、邪悪5大神全員の力を得たことでパワーアップ。 「不死鳥合体」からの「不死鳥乱心波」によってオメガマンがプリンス・カメハメの姿を得た時には、手を出させまいとネプチューンマンを妨害した。 それはホッグタイの形に縛り、ロウソクでルーレットストリングを徐々に燃やしていくもので、どう見てもSMプレイである。 キン肉マンの成長を認めて満足したカメハメはこの世を去るが、キン肉マンには52の関節技まで会得されてしまう。 逆に、オメガマンはキン肉マンは仕留められずとも、ネプチューンマンの撃破には成功した。 悲しむキン肉マンに不意打ちのフライング・ニール・キックを放つが、その卑劣な戦法を嘆いたビビンバは身を投げる。 2人は彼女を受け止めようとするが、喧嘩してもたついているうちに顔面から墜落。 まともに見られないほどの痛ましい顔となり、フェニックスは美を失ったビビンバを見捨てる。 一方、アタルの預言書の灰によって王位争奪戦の意味に気づいたキン肉マンはオメガマンを瞬殺し、ビビンバをフェイス・フラッシュで治療した。 ちなみにこの時、フェニックスはビビンバに駆け寄るキン肉マンのリングアウトカウントをレフェリーに止めさせ、アニメではビビンバとキン肉マンを襲おうとしたオメガマンを羽交い絞めにして制止するちょっとした漢っぷりを見せてる。 ビビンバを救うキン肉マンの気高い姿に動揺するフェニックスは邪悪5大神からさらなる力を得、真の王子の証明となるレントゲン写真を破り捨てて最後の決戦に挑む。 52の関節技のひとつ「キャプチュード」をオメガマンの死体への「不死鳥乱心波」によって防いだり、王家の者にしか扱えないはずのフェイス・フラッシュを放つフェニックス。 さらにオメガマンが得たイメージの読み取りとマリポーサ並の柔軟性で「完璧マッスル・スパーク」を破り、「マッスル・リベンジャー」名義の「マッスル・インフェルノ」を決める。 技の切り返し合戦も征し、「超人牛裂き刑 レイジング・オックス」を放つが、ネプチューン・メッセージを受け取った正義超人らと共に、全てを知っているシズ子が現れてしまう。 母が語る過去の真相に戸惑うがレイジング・オックスを続行、キン肉マンの心臓の鼓動を停止させる。 …が、心臓の病を抱えていたのは彼の方であり、病は確実に彼を蝕み、遂に限界に達してしまう。 血反吐を吐きながらも完全にトドメを刺すべく、「真マッスル・リベンジャー」で打ち上げていくが、消滅した正義超人たちの魂が邪悪大神殿に封じられた「火事場のクソ力」を解放。 最後は復活したキン肉マンの「7000万パワーマッスル・スパーク」を受けて敗北、純白のマントの中央に血をスタンプされ、直後に予言通り心臓の病で死に至った。 その後、左胸へのフェイス・フラッシュにより蘇生。全ての罪を詫び、キン肉マンと和解した。 フェニックスを抱えるキン肉マンの一枚絵で、本作は大団円の完結を迎えている。 ちなみにアニメ版でスグルは二階堂マリを恋人に選んだため、ビビンバの相手はフェニックスとなっている。 王位争奪戦後どうしているのかは明言されていないが、おそらくフェニックスマンとして母と共にキン肉星に帰ったと思われる。 もしかしたら、その頭脳を活かして国のために働いている……とも予想されていた。 また、半公認同人ゲーム「マッスルファイト」をフェニックスでクリアすると、スグルの抹殺に成功した邪悪五大神に見捨てられ、心臓の病気で死亡する。 オメガ・ケンタウリの六鎗客編 「オメガ・ケンタウリの六鎗客」が地球に襲来したころに、どこか辺境の惑星で不毛の大地を開墾している姿が描かれた。(*1) 始祖編では読者に再登場を期待されている一人でありながら僅かに言及されるのみだったフェニックスだったが、漸くのWeb連載以降での登場となった。 そこに、二度と会わない約束だった知性の神が現れ、もう一度戦うよう声を掛けられる。 再び姿を表した知性の神に対し声を荒げるフェニックス。対する知性の神は事情が変わったと説明。 自身の古くからの友人が何らかの陰謀に関わって暗躍している事を告げる。 その後、経緯は不明だがスーパー・フェニックス時代のマスクが展示されている超人博物館にかつての運命の5王子のメンバー(ソルジャーは除く)を引き連れて来訪。各々展示されている自身のマスクを盛大にディスプレイのガラスをぶち抜いて強奪。こらそこ、空き巣とか言うんじゃない フェニックスマンは再びキン肉マン スーパー・フェニックスとしてリングに舞い戻ったのだった。 また、王位争奪戦の後にはスグルからその知性を見込まれ、行政の中枢を担う補佐役を打診されていたが固辞すると共に、キン肉星からも姿を消してしまっていたことが判明。 まあ衆人環視のもとで大王をガチで殺しかけ王妃に無理矢理キスした人物がそんな地位に就いたら信賞必罰がメチャメチャになりそうだからな。 待望の復活となったオメガ・ケンタウリの六鎗客編では、相変わらずの上から目線めいた態度や、ナチュラルに相手を煽るような口調こそ健在なものの、かつてのキン肉スグルとの試合を経て自らの過ちを認めると共に改心しており、上述の小悪党めいた要素は形を潜めている。 特に、最終戦で形振り構わずに卑怯な手を使い散々に苦しめると共にスグルにとって大切な者達の名誉をも辱しめたたにもかかわらず、惨めに敗れて死んだ自分を復活させ、更には友とまで認めてくれたスグルに対する恩義の感情が要所でクローズアップされている。 その恩義からかスグルがキン肉星の最重要ポストに取り立てようとしてくれた時も固辞したが、精神的にはスグルの一番の臣下として役立ちたいと願っていた。 更に言えば、フェニックスは自らをスグルの好敵手=仲間という立ち位置ではなく、あくまでも「贖罪する罪人」であるとして今回の戦いで自己を犠牲にしてまで目的を果たそうとしている覚悟を垣間見せている。 その為、今回も慈悲の心を見せるスグルに対して「やはりヤツは優しすぎる」と言いつつも、まるで己に向けられた優しさを思い出したのか、泣き笑いの様な表情を浮かべたりといった場面も。 実際、スグルの優しさと正しさを知るフェニックスを初めとした運命の王子達は事を前に六鎗客の抱える事情を聞かされていたのだが、スグルが同情して戦えなくなることを危惧したのか揃って口を閉ざしており、フェニックスに至ってはスグルとアリステラを戦わせられないとまで言っていた。(*2) 一方、フェニックス自身の戦いに目を向けると、六鎗客との戦いではオメガの現当主にして、かつて自分が手駒として使っていたジ・オメガマンことディクシアの兄であるオメガマン・アリステラと対戦。 アリステラからは弟が死んだ最大の原因にして仇として個人的な憎悪も燃やされていたのだが、上述の様に知性の神に唆されていたとはいえ、基本的に王位争奪戦編での己の行いの全てに反省モードに入っているので、アリステラの指摘も受け入れ謝罪までしている。 ……しかし、上述の人を煽るような態度や口調は元よりの素だったらしく、そのやり取りを見た読者からも「反省して見えない」「煽ってるだろwww」とネタにされる始末であった。 尤も、過去の己の非道を認め、オメガの民の境遇に同情の余地があることも認めつつも、邪悪五大神よりオメガの民の追放の真の理由と、万が一にでもザ・マンが排除された場合に起きる災厄を聞かされていた運命の王子達は六鎗客を殺してでも止める覚悟を以て戦いに臨んでいるのも確かであり、フェニックスもまた、アリステラを倒すべく死力を尽くす。 ……その一方で、戦いの中で読者としても運命の王子達の最大の特徴として捉えられていた神の憑依による1億パワーバフを使わずに戦っていたことも判明して衝撃を与えた。 とはいえ、知性を活かした徹底した戦術理論と、これまた計算し尽くされた受け身の技術でアリステラの攻撃を受け流していたが、相対するアリステラもまたフェニックスにも劣らぬ技量を誇っており、今度は圧倒的な超人強度差によるプレッシャーをかけられて追い詰められることになる。 そして、他ならぬアリステラ自身の挑発と呼び掛けてきた知性の神の誘いに悪い予感がありつつも乗ったフェニックスは再び知性の神を憑依させて1億パワーを取り戻すも、これこそが神を越え神の世を終わらせることを悲願としてきたオメガの民の怨念を背負ったアリステラの狙っていた状況であった。 敢えて、自らを追い込んだアリステラは賭けに勝利し自らの特殊能力である相対する者の超人強度の吸収と共に、先に散ったルナイト、ヘイルマン、ギヤマスターの力も借りつつ友情パワー=火事場のクソ力の発現に成功。 一時的だったとはいえ、1億パワーを発揮している筈のフェニックスを圧倒すると共に必殺のΩハルマゲドンアベンジャーでフェニックスは倒されてしまうのだった。 しかしここで、敗れこそしたものの1億パワーを宿していた恩恵からか、生還することは出来たフェニックスは勝利を喜ぶアリステラに対して「ザ・マンは味方だぞ」と語りかける。 アリステラとしても憎むべき仇敵、弟を利用するだけ利用した恥ずべき策士として捉えていた相手だったものの、実際に戦ってみて評価を改めるに至っていた男の言葉ということもあり、少なからず動揺させることになった。 その後、同じく残虐の神より情報提供を受けたキン肉アタルがソルジャーのマスクを身に付けて参戦してきたことから、同じ立ち位置の仲間として後を託して回復に務める。 戦いの舞台として導いた懐かしの立方体リングでの戦いは、アタルとパートナーとして呼び出されたブロッケンJr.によるフルメタルジャケッツが、アリステラ マリキータマンのオメガグロリアスに勝利して六鎗客との戦いは決着。 その後、黒幕である大魔王サタンの襲来、それを食い止めるべく現れた始祖ジャスティスマンの降臨と救済という名の大魔王イジメといった衝撃の展開の後、ジャスティスマンにより導かれたザ・マンの御前にて遂に六鎗客編開始以降に出されていた情報の全てが開示される。 ここで、邪悪五大神より情報を得たフェニックスが語っていたザ・マンがオメガの民をも含む超人の側の味方というのは真実であり、始祖によるオメガの民の罪への粛正も事実だが、同時にオメガの民と超人全てを救うための苦肉の策であったことが明らかとなり、更にはオメガの民が抱いてきた神の治世=ザ・マンの支配という認識までもが誤っていたことが判明。(*3) 何れにせよ、自らの言葉でオメガの民に苦難の道を歩ませてしまったことへの謝罪までも口にしたザ・マンに対して、真実を受け止めたアリステラもまた涙を流し、ここにオメガの民との和解も約束されたのだった。 超神編(仮) しかし、この流れの中で邪悪五大神やザ・マンと始祖が真の危機と語っていた、サタンをも手駒としていた超人という種の絶滅を企む“調和の神”と天界の過激派の一派が、自ら下天して“超神”を名乗り地上に降臨。 邪悪五大神とザ・マンの持つ超人絶滅光線カピラリア七光線の再照射に必要なピースを回収すべく侵攻を開始するのだった。 この事態に、漸くダメージから回復したフェニックスは、先陣を切って“戒律の神”ランペイジマンと対峙していたビッグボディに助け船を出す。超神達に邪悪五大神が持っているカピラリアの欠片は全て自身が持っていることを暴露し、そして超神らに知性の神の力を借りて、四つの大穴と滝をだして、大穴の先に自身が持っているカピラリアの欠片に関する確実な情報源を24時間後に差し向けると提案した。調和の神が知性の神の思惑だと判断したことで、フェニックスの提案を了承した。 そして、死亡したディクシアを除くかつての知性チームを呼び寄せて各々に超神と交戦させる一方で、自らはビッグボディにタッグを結成することを持ちかけ、ゴッドセレクテッドを名乗り、ローマのコロッセオにて、二つのカピラリアの欠片をかけて“理性の神”イデアマンと“狂気の神”ノトーリアスによるマイティハーキュリーズとの交戦を開始。 ゴッドセレクテッドでは、相変わらずの上から目線に見える態度と、その裏に隠れた自分のみが責任を背負えばいいとする想いに勘づいている(・・・・・・)ビッグボディの反発を招く等、ちぐはぐな試合の始まりとなってしまったものの、駆け付けてきたスグルの言葉と共に、ビッグボディの自らがマイティハーキュリーズの波状攻撃に曝されてでもフェニックスの目を覚まさせようという気持ちを汲んで本心を開いたフェニックスは、抜群のタイミングでビッグボディのアシストに入る。 こうして、遂に同格の同士によるチームとして機能を始めたゴッドセレクテッドは、天界最強のタッグを自称するマイティハーキュリーズにも食らいつく所か、圧倒すら始めるのだった。 そして死闘の末、ビッグボディのメイプルリーフクラッチと自身のマッスル・リベンジャーの複合技「ゴッドブレス・リベンジャー」で、 マイティハーキュリーズを下し勝利を収め、かつて撃破したビッグボディと握手を交わした。フェニックスも新シリーズにて初勝利を飾った。 だが自身が勝敗をつけた頃には知性チームは勝敗を問わず全滅していた。 皮肉にも自らが助けた強力チームとは対照的な結果となったが、ビッグボディとキン肉マンに励まされ、あらためて調和の神と対峙した。 調和の神とザ・マンとの対談によって、これ迄の闘いで超人達が出した功績から、彼らに天界への道であるバベルの塔を登れる資格が与えることとなり、調和の神から新たに与えられた3つのカピラリアの欠片を合わせて、残った超神と同じ数の8人の超人を選抜することとなり、徐々に超人が選抜されて行く中、自身もバベルの塔を登った先に何があるのかを確かめようと、参戦を表明するが、先の試合とアリステラとの闘いも合わせて連戦したことで既に身体が重傷であり、万全の状態ではないことをキン肉マンから指摘されると、自身の代わりになる人物としてキン肉マンを指名し、キン肉マンに後を託した。 ……以上のように、復活後は自らの邪な野望が消え去ったこともあり、同じ立場であるが、かつては敵同士であった他の運命の王子にも表にこそ出さないものの仲間意識みたいなものも芽生えている模様。 中でも、かつて自分が惨殺した相手であり、運命の王子の中では格落ち感があったと、作者も読者も思い込んでいたビッグボディの活躍と初勝利には自分の試合中ながら笑みを浮かべたりしていたのだが、その後でまさかのタッグ結成をフェニックスの側から持ちかけると共に、同格の戦友として信頼を寄せ合うまでになるという展開は読者にいい意味で大きな衝撃を与えた。 また、当時から実力に於いては遥かに上を行かれていたと評価されながらも卑怯な策で倒したキン肉アタルとの再会に際しては、同じ立場、目的の為に動いた同士として当時の非道を申し開きもないと語り、更には王位争奪戦編当時は使い捨てのような扱いすらした知性チームの面々をカピラリア七光線のピースを預けるに足る同士として超神との戦いに駆り出して見せる等、恩人として避けてすらいたスグル以外への人物へも、何だかんだで歩み寄りの態度を見せている所ある。 しかし、一方ではそうした態度や動きを表に出さず、多くのことを自分一人で背負い込もうともしていたらしいフェニックスだったのだが、その姿勢も再会したスグルやパートナーとなったビッグボディにより改められてきている所である。 ……ここから、復活後のフェニックスは小悪党で非道な偽りの指導者、狡猾なラスボスという評価の殻を破り、参謀役もこなせる成長途中の実力者という、よりシリアスで深みのあるキャラに成長したとも言えるだろう。 キン肉マンⅡ世 本編中直接姿を見せることは殆どないが、無印ラスボスという事もあって回想のコマなどで度々その姿が描かれる。 また、ヘラクレス・ファクトリーの授業では悪魔将軍、マンモスマンと共に3大悪行超人の一人として数えられている。 究極の超人タッグ編では準決勝、新星・イクスパンションズ(ネプチューンマン マンモスマン)VS世界五大厄(ファイブ・ディザスターズ)(サンダー ライトニング)の試合中に登場。 正確にはフェニックス本人とは明言されていない、「絶対的な(アブソリュート・)知性(フェニックス)」なる超人だが、どう見ても本人。 時間超人の変幻自在な戦法に苦しめられるマンモスマンに、ネプチューンマンは見当違いな指示を出していたが、「絶対的な知性」はより正確な指示を出していく。 次第にネプチューンマンは完璧超人の教えとはまるで異なる戦法を取り始め、それにマンモスマンは反発、試合を放棄して「絶対的な知性」の許へ向かっていった。 本作のマンモスマンはウォーズマンとネプチューンマンを裏切っているが、この後フェニックスをも裏切る結果となるのである。 ちなみに連載時は「絶対的な知性」ではなく、抽象的な(アブストラクト・)知性(フェニックス)と名乗っていた。 また、フェニックスマンがこの時にスーパー・フェニックスになっていたかは疑問符がつくところ。 キン肉マンがパレードをやっているのを見てから邪悪5大神は運命の5王子に憑依し始めたため、それが発生していないこの世界では……いや、でもゆでだし……。 もしくは、マンモスマンに目を付けた知性の神自身が、フェニックスの姿に化けたものだったのかもしれない。 知性チームのメンバー 先鋒サタンクロス(4100万パワー) 次鋒プリズマン(5200万パワー) 中堅ジ・オメガマン(8600万パワー) 副将マンモスマン(7800万パワー) 大将スーパー・フェニックス(1億パワー) と、数値の上では比類なき最強チーム。 他のチームの超人強度も、強力チーム副将キャノン・ボーラーが800万、技巧チーム副将パルテノンが1500万、キン肉マンチーム助っ人ネプチューンマンが2800万であることから、知性チームのぶっ飛びっぷりがよくわかる。 この中でサタンクロス(寄生虫)とプリズマンは知性の神が生み出した超人で、フェニックスがうまく優勝するために手回ししておいたとも推察できるだろう。 他の神もこういう風に手助けすれば勝ち抜けていけたのでは……もしくは知性の神だからこそできたのか……? そしてジ・オメガマンは金目当てに参加したものの、これが中々の忠義者。 アニメ版ではタメ口などほとんど対等な立場のようなものだったが関係が悪いとかはそういうのは無かった。 マンモスマンも根っこの獣性が素直なためか、裏切られるまでは純粋に従っていた。 しかし、試合中に余計な小細工をしたためサタンクロス(サムソン)には嫌悪され、プリズマンはおつむが弱い上にヘタレ気味、マンモスマンは裏切られてマジギレ……と、内情はかなりギスギスしている。 実際、マンモスマンやオメガマンにはだいぶ慕われていたし、合体技もいくらか有しているため、化けの皮が剥がれるまではチームメイトにとってそこまで悪くはないリーダーだったのだろう。 対戦成績 ○ キン肉マンビッグボディ(真マッスル・リベンジャー) ○ キン肉マンソルジャー/キン肉アタル(真マッスル・リベンジャー) ● キン肉マン(7000万パワーマッスル・スパーク) ● オメガマン・アリステラ(Ωハルマゲドンアベンジャー) ○ マイティハーキュリーズ(ゴッドブレス・リベンジャー) 【戦闘能力】 知性の神が憑依する以前からその頭脳を活かした格闘テクニックを身に着けており、憑依後は神の専売特許である超人強度1億パワーを得たことで知性とパワーを非常に高い水準で備えている。 同じ1億パワーを持つビッグボディを一方的に叩きのめしている事からもその実力の高さがわかる。 また新シリーズにおいてその知性は主に攻撃を躱したりダメージを最低限に抑える受け身の技術などに使い消耗疲弊を抑える事に活用していることが判明した。 恐らく弱点であった心臓を負荷から庇う為の物を応用発展させた内容と思われる。 しかしトラップや人質などリングの内外を問わず小細工を仕掛ける事が多いため、結果的に微妙な印象が拭えない。 邪悪5大神同時憑依の際には肉体がより強化された上に、マリポーサやゼブラといった他の王子全員の技や能力まで使用可能というチート仕様となっており、カメハメ殺法100手を修めたキン肉マンとは別の形で「究極の超人」になったと言える。 ちなみにアニメ版では同時憑依ではなく超人閻魔との結託で強化されたが、体色が紫色に変色するという気持ち悪いデザインになっている。 アリステラ戦では当初素の95万パワーで戦っており、「防御には長けているが超人強度の高い対戦相手に対抗するには決定力に欠ける」という欠点が指摘された。 不死鳥の名を冠しているにもかかわらず、火事場のクソ力を持ち合わせていないのが辛いところか。 とはいえ、95万パワーの状態でもマッスル・リベンジャーが完璧に決まれば大抵の相手はKOできるようである。 ◆得意技 超人牛裂き刑 レイジング・オックス 技名のとおり牛裂き刑をモチーフにした技。 相手の首と両足を両側から引っ張ったロープに絡めることで相手の体を裂いていき、そこにニードロップを放ってさらに苦しめる。 アニメ版では残虐の神が憑依した事で使えるようになった。 フェイス・フラッシュ 部分的に剥がしたマスクから覗く素顔から、摩訶不思議な現象を起こす光を発する能力。 本来はキン肉族王家の聖地「筋肉の滝」から流れる湧水を浴びた者だけが使えるのだが、シズ子が赤ん坊のフェニックスの顔を密かに湧水に浸けていたため発現している(アニメ版ではスグルのママ・小百合が偶然その瞬間を目撃したものの、あえて何も言わずに立ち去るシーンがある)。 作中ではルーレット・ストリングを切断したり、フェニックスにも真の王子の資格があることの証明になったが、スグルとの打ち合いには負けた。 アニメでは、スグルのものと違ってビビンバを治す能力がないとフェニックスが自信を無くしていた。 ちなみにスグル同様に素顔は結構整っていることがわかる。 デスボディ・シュート 超人の死体を蹴り飛ばす、文字通りの技。 首をねじ切られたゴーレムマンに対して使用し、超人警備隊に追われていたテリーマンとロビンマスクを助けた。 「敵は大きければ大きいほど倒しがいがあるというのがわれわれの考え方でな」 五体背骨手(ごたいはいこつしゅ) 相手の体を一突きすることで、傷を付けずに肋骨や腰骨を抜き取る中国拳法の暗殺拳。 これを用いてリング下に埋め込まれているスプリングを抜き、オメガマンにΩメタモルフォーゼを使わせて巌流島ドロップを耐えさせた。 設定からしてフェニックスの最強技と冗談交じりに言われているが、単に知識だけ持っており、咄嗟に使ってみただけなのかもしれない。 明らかに力任せにリングに手を突っ込んでスプリングを引っこ抜くという別の技になってるし。 電流地中埋蔵 オメガマンが放つ殺超人電流がオメガマン本人を苛み始め、そしてネプチューン・メッセージを聞きつけた正義超人軍団の足音が聞こえないのを煽られた事にキレて使用した技。 リングロープを2本引きちぎり、そこから取り出したワイヤーを結ぶ。それをオメガマンの体に当てて、電流を全て貰い受ける。 そして全身をきりもみ回転させながら大阪城の床を突き破り、地中に潜って電流を埋蔵する、という凄まじい技。というか、技なのだろうか。 「あ…あのみずからの肉体の危機になんという冷静で的確な行動力なの…」 「や…やはり違う。キン肉マンスーパー・フェニックスは今までのスグルさまの対戦相手たちとは…」 とビビンバも納得させた。 ちなみにキン肉アタルが持つのは「冷静で的確な判断力」である。 不死鳥(フェニックス)ストレッチ 相手の上半身に飛び乗り首と両腕を極める関節技。 不死鳥乱心波(フェニックスらんしんは) 残りの邪悪の神と合体してから使用した技。 眉に指を当て、そこから放つ催眠光線で思い通りに相手を操る。具体的には空中に浮かせる、自白させる、肉体を動かすなど。 生きている者は勿論、死体さえも操ってしまう。 これを用いてオメガマンをプリンス・カメハメに変身させたり、マッスル・スパークの全容も知るなど、試合展開を大きく動かした。 使用するためにはオメガマンとの不死鳥合体が必要かと思われたが、別にそんな事もなかった。 地獄の三重殺・超人デコレーション・ツリー 知性チームが協力して放つタッグ技。 マンモスマンが1人の相手をアルゼンチンバックブリーカーに捕らえると同時に、両膝に残り2人を仰向けに乗せる。 そしてフェニックスとプリズマンが逆立ちの状態で、アルゼンチンバックブリーカーに掛けられた相手に首四の字と足四の字を同時に仕掛け、さらに両膝に乗せた相手に体重を掛け責める複合技。 3人で1人の相手を攻撃するバージョンも存在。 その場合は空中高く放り投げた相手をフェニックスとプリズマンが首四の字と足四の字に捕らえ、 さらにマンモスマンが相手の背中目掛け勢い良くジャンプし、攻撃を加える。 スーパーパイル・ドライバー 強力の神の力により使用可能とした技。 怪力により相手の両足首をつかみ、相手を逆さまにして放つパイル・ドライバー。『マッスルグランプリ』では「強力の怪力殺法」と命名された。 名前はアニメより。 マッスル・インフェルノ キン肉族3大奥義の一つ。技巧の神の助力で使用した。 ゼブラのものと異なって上へと向かっていき、相手の首を照明の中にぶち込む。 キン肉マン戦で使用したが、なぜか「マッスル・リベンジャー」と呼んでいた。 真・マッスル・リベンジャー キン肉族3大奥義の一つ。 元は読者投稿時に必殺技として書かれていたものの流用。相手を頭突きの連続で打ち上げ、空中で捕らえた後、コーナーポストに頭頂部を激突させる。 マリポーサが見せたものは実は偽物だったため、完璧に技を使いこなすフェニックスの格がわかる。 ビッグボディとアタルを撃破し、キン肉マンへのトドメにも使用するなど、フェニックスと言えばこの技というイメージも強い。 ビッグボディを一撃KOした時のみコーナーポストに叩きつけた後に更に締め上げており、脚が消えていてこの工程が入らなかったアタルは戦闘不能になったものの予言書焼失まで意識を保っていたことから、 この技の不発描写とビッグボディの実力の描写が増えた六鎗客編・超神編以後は、地味に最後の締め上げのダメージが大きいのではないかという説も囁かれているとかいないとか…。 不死鳥(フェニックス)サンダーストーム アリステラ戦で使用した新技。 空中で相手の両腕をつかみ、両足をロックして落下しリングに叩きつける。 劇中ではオメガハンドで受け身を取られ、致命傷を与えるまでにはいかなかった。 なんとなくキン肉万太郎のイ・ロ・ハ地獄巡りにかけ方が似てる気がする。 インテリジェンスモンスターパワークラッシュ アリステラ戦で使用した新技。 空中で相手の左脚を右腕、右脚を両脚でロックし右ひじを後頭部に押し付けて落下しリングに叩きつける。 肉のカーテン 首を縮め、両腕で前面を庇うボクシングのピーカブー・スタイルに似た防御法。 イデアマンの猛攻に対してキン肉マンから借りる形で使用。 オクラホマ・アバランシュクラッシュ マイティハーキュリーズ戦で見せたゴッドセレクテッドのツープラトン。 互いに相手をボディスラムで確保し、オクラホマスタンピートの体勢で相手を突撃させる。 ゴッドブレス・リベンジャー ゴッドセレクテッドのツープラトンで、フェニックスのマッスル・リベンジャーとビッグボディのメイプルリーフクラッチを組み合わせた技。 マッスル・リベンジャーを仕掛けた相手の首をメイプルリーフクラッチに重なるようにドッキングさせ、ビッグボディが両腕で首をロックしてリングに着地する。 マイティハーキュリーズ戦でフェニックスが互いの技では2人を倒し切れないと判断して生まれた即興技で、 イデアマンはマッスル・リベンジャーに加えて下から抱えるビッグボディの両手でガッチリと首を掴まれ脱出がほぼ不可能。 更にザ・ノトーリアスも弓なりに曲げられた状態で両肩を極められ腋だけで留めている両脚も超人三人分の重量と落下の勢いの所為で動かすこともままならないというかなりのエゲツナイ技。 しかし即興故に上手くコンビネーションが合わなければ軌道を合わせられず不発に終わる上に、ビッグボディが両手でイデアマンの首を拘束している間、 ノトーリアスを両足だけで簡易的に拘束する不完全なメイプルリーフクラッチとなり、マットに激突する瞬間でなければ簡単に技を抜けられてしまう。 実際ノトーリアスは通常のメイプルリーフクラッチなど簡単に抜けられると豪語していた。 しかしゴッドセレクテッドが対戦を通じて徐々に息が合い始めたことと、元々のスタンスの違いの所為でマイティハーキュリーズのチームワークが乱れ始めたこと、 そして「お前ならできる。だからパートナーに選んだ!!」とフェニックスが叱咤激励したおかげでビッグボディの火事場のクソ力が発動し、軌道調節に成功。 これによりマイティハーキュリーズはKOされ、イデアマンは超人の成長をほめたたえながらこと切れた。 「ゴッドブレス」は意訳すれば「神の恵み」となり、その見た目からゴッドセレクテッド版マッスルドッキングと称する読者もいる。 追記・修正は元の項目が大きければ大きいほどやりがいがあるというのがわれわれの考え方でな △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 コメントログ コメントをログ化しました -- (名無しさん) 2024-09-25 13 05 16 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/54510.html
登録日:2023/07/09 Sun 21 52 22 更新日:2024/09/19 Thu 17 58 37NEW! 所要時間:約 40 分で読めます ▽タグ一覧 おぎぬまX ゆで理論 アレキサンドリア・ミート ウォーズマン カナディアンマン キン肉マン キン骨マン シリアスな笑い スピンオフ バイクマン バッファローマン ブラックホール ペンタゴン ミスター・VTR ミステリ 小説 推理 推理小説 無茶滑稽 超人強度 集英社 えっ、この人瞬間移動できるんですか?じゃあ、絶対犯人じゃないですか…… 『キン肉マン 四次元殺法殺人事件』とは、2023年3月17日に発売された『キン肉マン』のスピンオフ作品。著者は漫画家・小説家のおぎぬまX。 原作者・ゆでたまごは監修・カバー袖掲載の解説文を嶋田先生、表紙イラストを中井先生がそれぞれ担当。 【概要】 プロレスギャグ漫画の『キン肉マン』を題材としたミステリ小説である。 『キン肉マン』に登場する超人達による、物理法則を無視した技や能力を駆使した無茶滑稽な殺人事件「超人殺人」に、ミートくんが立ち向かう。 そしてそんな無茶滑稽なチャレンジの前例が二つもあるのが不思議である 無論、スピンオフだけあって新キン肉マンまでも読んでいる読者ならニヤリと出来るシーンも多数。 2024年には続編「キン肉マン 悪魔超人熱海旅行殺人事件」が発売された。 ●目次 【概要】 【各章解説】【プロローグ】【主要登場人物】 【事件1 四次元殺法殺人事件】【この章の登場人物】 【事件2 蘇った犠牲者】【この章の登場人物】 【事件3 1000万の鍵】【この章の登場人物】 【事件4 呪肉館殺人事件】【この章の登場人物】 【エピローグ】 【余談】 【各章解説】 【プロローグ】 王位争奪編からちょっと後、晴れて第58代キン肉大王になったはずのキン肉マンがいきなり謎の失踪を遂げてしまった。 ミートくんは手掛かりを求め地球のキン肉ハウスを訪れる。 しかし、そこで出会ったのはまさかの……! 【主要登場人物】 アレキサンドリア・ミート 本作の事実上の主役。 ひょんなことからキン骨マンと一緒になってキン肉マンの手掛かりを探すも、何故か行く先々で怪事件に巻き込まれ、それを超人界一と名高い持ち前の頭脳で解決していく。 終始キン肉マンの捜索に躍起になっているが、キン骨マンの提案で超人レスリングの会場に来た時は彼の行動に呆れつつも試合を楽しみにしてしまうなど、年相応な部分も見られる。 それでも目の前の事件には真摯に取り組むのは、さすがアイドル超人の一員といったところか。 キン骨マン 初期から連載を追っていた人ならお馴染み、本名シャレコウベ。 キン肉マンの来日を耳にし、リベンジを目論見キン肉ハウスに来たところでミートと鉢合わせる。 「キン肉マンを探す」という目的は同じなため、普段助手を務めているイワオが帰省してしまったこともあり、そのまま行動を共にする。 ……のはいいが、売店で軽食やグッズを買い占め、それらを本来の十倍近い価格で売る、後の世でいう転売屋行為を行ったりと、根は小悪党のまま。 【事件1 四次元殺法殺人事件】 まずは「キン肉マンはリングが恋しい」として後楽園球場に向かった二人。 そこでは四次元殺法コンビVS宇宙一凶悪コンビのタッグ王者決定戦が繰り広げられようとしていたが、試合直前にペンタゴンが殺されてしまう! 『キン肉マン』という作品における何でもありの代名詞・四次元殺法コンビに焦点の当たった章。 短いながらミステリー要素だけでなく彼らの絆も描かれた、タイトルに抜擢される理由もわかる章である。 【この章の登場人物】 ブラックホール ご存じ四次元殺法コンビの黒い方。 唐突に殺害されてしまった相方ペンタゴンの復讐に燃えるが、自分の手で仇を取りたいあまりに超人警察の介入を拒んたり、早合点して対戦相手の宇宙一凶悪コンビを疑ったりと、かなり焦った様子。 犯行時刻には軽食を買いに球場内の売店に行っていたと言うのだが……。 ペンタゴン ご存じ四次元殺法コンビの白い方。 逆さにした大の字の形で頭から地面にめり込んで殺されており、パイルドライバーのような頭部を床に直撃させるような方法で殺害されたとミートは推察している。 当のブラックホールとは彼の「コンビを解消して、同じ悪魔超人のプラネットマンを新たな相棒に指定したい」という要望で揉めたという噂が流れており、ブラックホールがペンタゴンを殺害したと思わせるに十分な根拠となっている。 また、ブラックホールのグローブの裾に彼の翼の羽根が挟まっており……? 宇宙一凶悪コンビ アメリカ遠征編にて初登場したスカル・ボーズとデビル・マジシャンの残虐超人チーム。 名前のみの登場。 ぶっちゃけブラックホールに曲がりなりにも犯人ではないという選択肢を与えるためだけに用意された感が否めない。 犯人 ペンタゴンを殺して、控え室の窓から脱出した。 その姿はカーテンに覆われて確認出来なかったが、かなり見通しのいい窓なのにブラックホールが見失ってしまうほど素早く動けるらしい。 警備員 四次元殺法コンビ側の控え室を警備していた若い男。 ブラックホールの指示で超人警察への通報を止めさせられたくらいの出番しかないが、本項目冒頭の台詞は彼の発言であり、本書の帯にも引用されている。 そういう意味では本作を代表するキャラとしても過言ではないかもしれない。 ミートはまず、控え室のテーブルにポットやインスタントコーヒーが置いてあるにもかかわらず、カップが見当たらないことを疑問に思った。 続けてカーペットに目を向けると、予想通りコーヒーをこぼしたようなシミが見つかる。 ここで動機が気になったミートは、キン骨マンから四次元殺法コンビの不仲の噂を教えられる。 一方、犯人扱いされるのに嫌気がさしたブラックホール(以下BH)は、「何でも出来るからこそ犯人」と主張するミートに対し「いかに犯罪に適していようと証拠を出さなければ犯人にはならない」と反撃。 悔しさの余り歯を食いしばるミートだったが、「このような発言をする=自分から事件に関わっていると認めたようなもの」と受け取り、加えてグローブに挟まった羽根にも気づく……。 「ボクは、どうも今回の事件は宇宙一凶悪コンビの仕業とは思えないのです。」 + 今、解決編のゴングが鳴った!!(ネタバレ注意) なおもシラを切るBHに対し、ミートは順序立てて解説を始める。 前提として、BHがペンタゴンを殺したなら、犯行時刻にBHが控え室に居たということになる。 まず、ミートは一つ目に使われた特殊能力として「吸引ブラックホール」を提示。 ペンタゴンを殺害した時の衝撃でカップを中身ごとぶちまけてしまい、二人分のカップの残骸が残ってしまった。 これでは控え室に二人の超人がいたことがすぐわかり、BHのアリバイが成立しないので、吸引ブラックホールで掃除機の如くカップやコーヒーを吸い込んだ。 カーペットのシミは吸い込み切れなかったコーヒーで出来たものである。 この指摘にほんの少しだけ表情が曇るBH。 続いて、ミートは侵入者の正体を語る。 二つ目の特殊能力「セパレートシャドウ(影分身)」で作った分身を窓際に待機させて、三つ目の特殊能力「ロケーションムーブ(瞬間移動)」で気づかれずに退出。 衝撃音に気が付いたミート達が控え室に向かったところで、何食わぬ顔でその背後にワープし合流。 全員で控え室に入ったところで分身を脱出させることで、あたかもペンタゴンを襲撃した犯人のように見せかけていたのだ。 ミートはこの時、真っ先にBHが侵入者を確認しに行ったのは、自身の体で窓を塞ぐことで、逃がした分身を回収する瞬間を見られないようにするのが目的だったのだろうと指摘。 それでも自分にはアリバイがあると勝ち誇るBHだったが、ミートはそのアリバイを否定する。 そう、キン骨マンによって売店の品物は全て買い占められていたのである。 本当に自分の足で売店に行っていたのならそのことに気づき、後楽園球場から出て外食していたはずだ。 そこを突かれたBHは、がくりと態勢を崩した。 それはまさに、犯行を認めたのと同義だった……。 動機を聞いてきたキン骨マンに対し、BHはコンビ解消の噂が真実だと語る。 しかし、ミートはその噂の「真相」をも読んでいた。 「この事件を仕組んでいたのは、ペンタゴンだったんです。」 その場にいた全員が疑問に思う中、ミートはBHのグローブに挟まっていた羽根を引っ張り出す。 ペンタゴンの死因はパイルドライバー。掛け手の両腕は相手の腰にグルリと回すことになるのでグローブの裾は閉じてしまい、羽根が入るなどありえない。 しかし、掛け手が逆だったらどうなるか? 受け手の両腕は落下の勢いで軽くバンザイをするような、くの字型に曲がり、羽根が入る隙間も生じるはず。 混乱してきたキン骨マンに、ミートは結論を語る。 ペンタゴンがBHに不意打ちを仕掛け、パイルドライバーが炸裂する瞬間にペンタゴンの特殊能力「クロノス・チェンジ」でお互いの体勢を入れ替える。 これによりBHがペンタゴンを殺す構図が出来上がる。 ペンタゴンは、自分自身をBHに殺させたのである。 この事実を前に、その場にいた全員が言葉を失った。 犯行を認めたBHだったが、ミートに動機を聞かれても答えようとはしなかった。 敢えて答えなかったのだ。 実はBHは、主である悪魔将軍から近いうちに正義・悪魔・完璧の三勢力による抗争が起こることを知らされ、正義超人との関わりを絶つよう命じられていた。 悪魔超人にとって、悪魔将軍の命令は絶対。BHは断腸の思いで「他の超人とコンビを組む」と提案していたのであった。 キン骨マンは「何故自分を裏切ったBHではなく自分を殺させたのか?」と疑問に思ったが、ミートはそれを「相方殺しの悪名を着せるため」と推測する。 ペンタゴンは長年続けたコンビの解消を許せず、自分を殺させる計画を思いついた。 この悪名を着せれば、コンビを組みたくなる超人は今後一人も現れないだろうと。 実際に起こった完璧超人との抗争における活躍と言い、悪魔よりも悪魔らしい気がする BHは切なげな表情で、床に散らばる羽根を拾い上げつつ回想する。 ミートの推察通りにパイルドライバーを掛けられたが、ペンタゴンの二つ目の特殊能力「ストップ・ザ・タイム」により抵抗出来ず、そのまま計画を完遂させてしまったと。 事件の真相がペンタゴンの自作自演であることを隠すために、第三者による犯行を偽装したと。 「オレは…オレは間違っていたーっ!!こんなことになるなら、コンビ解消の理由をはぐらかしたりせず、全てを打ち明けるべきだったーっ!!」 BHは、ただ泣き崩れていた。 その日の夜に、ミートとキン骨マンは駅前のおでん屋で一日を振り返っていた。 なぜペンタゴンが黒幕だと気づけたのか不思議がっていたキン骨マンだったが、ミートは「何でも出来過ぎるBHなのに、誰かの思惑に翻弄され追い詰められた被害者のように見えた」という旨を語った。 「つまり、今回の事件は犯人(クロ)だったBHが、無実(シロ)に裏返ったってことか……ムヒョヒョ~ッ。」 【事件2 蘇った犠牲者】 事件1の翌日、今度は渋谷区の代々木公園を訪れた二人。 「キン肉マンはゆるいイベントに飢えている」というキン骨マンの推理から、そこで開催されている「正義超人ふれあいフェスティバル」に参加したのだが、公園内の公衆トイレでティーパックマンが殺されていた! ゆで作品名物「何の説明もなく蘇る死人」に焦点の当たった章。 超人強度のやり取りなど、全体的にギャグが挟まりまくった小休憩にちょうどいい回。 キン肉マンで推理物やってる時点でギャクそのものだろって?都合の悪い事は忘れよ 登場超人の微妙なラインナップにも注目。 【この章の登場人物】 カナディアンマン ご存じ国辱コンビビッグ・ボンバーズの赤い方。 他の正義超人と共にイベントに参加していたのだが、キン骨マンの提案を聞くと態度を一変、「自慢の100万パワーを手放したくない」と駄々をこね出し、ミート達をドン引きさせる醜態を見せつける。 ミート達と出会った時にはウンチを漏らしそうになっており、イベント会場の公衆トイレには和式便器しかなく、仕方がなく駅前の百貨店のトイレに行ったが、ミートが確認した時点では公衆トイレにも洋式便器が存在しており……? イベントに参加した正義超人 スペシャルマン、ベンキマン、タイルマン、チエの輪マン。 超人強度は順に65万、40万、20万、そして30万パワー。 犯人 上記5人の中の誰か1人。 モノローグでしか明確に「彼」が発したとわかる台詞はない。 地の文でも徹底して「犯人」と表記されている。 しかしかなり焦っており、事あるごとに犯人感を薄めるための発言を繰り返す。 ティーパックマン 今回の被害者。自分が第21回超人オリンピック(*1)のファイナリストであることを誇りとしており、犯人に殺害される直前まで事あるごとに口に出していた。 死因はバックブリーカーによる背骨骨折。 下記の通りキン骨マンの提案で超人強度の譲渡による蘇生が行われようとしていたが、直前で待ったがかかり保留にされてしまう。 園内放送によって、イベントに参加した超人が公衆トイレに集められた。 全員ちょうど休憩時間だったのでアリバイは証明できず、他のスタッフも「他に怪しい超人は見ていない」とのこと。 犯人は完全に上記5人に絞られた。 このままミートと犯人でボロの出し合いが始まる…と思いきや、キン骨マンがとんでもない提案をする。 「…なんていうか、もうティーパックマンを生き返らせた方が早くないか?」 そう、超人強度は譲渡が可能。 容疑者全員で5万パワーずつ出せば、超人強度25万パワーであるティーパックマンは蘇生可能なのだ。 が、ここでカナディアンマンが上記の通り暴走。 「その他大勢と一緒になるのは嫌だ~っ!」とまで言い出す中、ならばとばかりにミートが今度は自分の5万パワーを代理で差し出そうとするが、咄嗟に彼の身を案じたスペシャルマンによって止められてしまう。 一旦蘇生案は保留となり、推理が振り出しに戻ったが、ここでミート達はトイレに個室が二つあることに気づく。 先ほどのカナディアンマンの発言と矛盾してしまい、犯人のレッテルを貼られそうになるカナディアンマン。 そこにミートが待ったをかけた。 「ティーパックマンを殺した犯人は、やはりこの中にいます!」 + 今、解決編のゴングが鳴った!!(ネタバレ注意) ミートは状況を整理し始めた。 狭い空間故、自然と殺し方は待ち伏せに限られる。 早合点したカナディアンマンは当てずっぽうにチエの輪マンとベンキマンを犯人とするが、それぞれ 「体を分解して隠れても、再合体の際にどうしても体がこすれて金属音が鳴って気づかれてしまう」 「寝そべって和式便器に擬態したところで洋式便器と和式便器が立ち並ぶ異様な光景になるはず」 「というかそもそもベンキマンは死体を自分の体の便器に流してしまえるので死体が見つかってること自体あり得ない」 と論破されてしまう。 カナディアンマンが疑った超人に謝りつつ、ミートはそれらを踏まえた上で「木を隠すなら森の中、灯台下暗し」と残ったタイルマンとスペシャルマンを見る。 「犯人はあなたですね……タイルマン!」「ああ、よく分かったな、ミート。」 タイルマンは、犯行がバレたのに晴れ晴れとした様子だった。 他の超人が困惑する中、スペシャルマンはタイルマンを庇うようにトリックを聞いた。 たまたま公衆トイレはタイル張り、それもタイルマンの体にそっくりなタイルである。 つまりタイルマンは、ただ立っているだけで、気配を完全に消せたのである。 キン骨マンとカナディアンマンはそれぞれ 「公衆トイレってみんなタイルマンっぽい壁だわさ。」 「俺が個室の数を間違えたのは、洋式便器の前に立ちふさがっていたタイルマンを壁と認識したからなんだ!」 と納得する。 タイルマンから何故自分を疑ったのか聞かれ、ミートは二つの根拠を挙げる。 まず、園内放送で皆を集めた時、死体はまだ確認していないはずなのにタイルマンだけ「無残に殺された」と知っていたから。 二つ目は、呼び出された時点からずっと腕を組みっぱなしだったから。 腕を解くと右腕に紅茶のシミがモロに付いており、ティーパックマン殺害時に彼の頭から零れた物がそのまま消えない証拠となってしまっていたのだ。 最後にキン骨マンが動機を聞くと、タイルマンは絞り出すような声で応じた。 小さなことの積み重ねだったとタイルマンは言う。 第21回超人オリンピックの最終予選にて、タイルマンは惜しくも敗れた。(*2) しかし納得が行かなかった理由は、自分が負けたことではなく、本戦出場者の中に全く予選に姿を見せていなかったはずの超人がチョイチョイいた点にあった。(*3) 本当に彼らは、ちゃんと予選を潜り抜けて来たのか? それをずっと根に持っていたのにもかかわらず、ティーパックマンは悪気ない態度でファイナリストであることを自慢していた。 ただ、それが許せなかったと泣き崩れると、タイルマンは腕に手を当てた。 罪滅ぼしとばかりに、己の超人パワーをティーパックマンに与えるつもりなのだ。 ミートの警告も聞かず、超人強度を全て与えて力尽きたタイルマン。 しかしティーパックマンの超人強度は25万、タイルマン一人の20万パワーでは足りない。 残された四人の正義超人はパワーを割り勘して二人とも蘇らせようとするが、そこにカナディアンマンが再び待ったをかける。 「えっ!?そ、そうなると…まず1.25万パワー支払った後、更に4万払うから、合計5.25万パワーで、最初の話より差し出す分が0.25万パワー増えてないかっ!?」 カナディアンマンは30分ばかり粘ったが、渋々協力し二人は助かった。 【事件3 1000万の鍵】 事件2からまた次の日、キン肉ハウスにスーツを着た老人がやってきた。 曰く、自分は富蟻杉益の執事で、最近になって主人が手に入れた宝石「巨人の涙」がルピーンに今日の午前12時丁度に盗まれる予告が来たので宝石を警護してくれという。 キン骨マンがやや強引に引き受け、二人は富蟻の豪邸に向かった。 前章から引き続き、超人強度に焦点を当てた章。 ゆで理論の典型として度々話題に上がるウォーズマン理論が文字通り「鍵」となる。 【この章の登場人物】 バッファローマン 巨人の涙の警護に雇われた悪魔超人。 1000万パワーを超える超人は限られるので、最も有名な彼を仲間に引き込むことで警備をやりやすくする富蟻の策である。 最も、本人としてはルピーンが力ずくで巨人の涙を盗む手段を取った際に、彼が連れて来るであろう強豪超人と闘うのが楽しみで依頼を請けたらしい。 普段から短気な方だとは言え、自らの身に疑いがかかった途端に冷静さを失い、「俺を疑った奴は容赦なくぶちのめす!」とまで発言するなど、やや不審。 超人強度は言うまでもないが1000万パワー。 ウォーズマン こちらも巨人の涙の警護に雇われたロボ超人。 ルピーンの過去の犯行データを全てインプットしてきたと語り、付き合いの長いミートにはバッファローマン共々信頼されている。 こちらも巨人の涙が盗まれたのにいつも通り冷静沈着に計算を行っていたり、わざとらしい電子音を出しまくったりと、やや不審。 超人強度は100万パワー。 ルピーン フランス出身の正義超人。 悪人から宝を盗む義賊的な活動をしているが、今回は何故か汚い手段を全く使わずに巨万の富を築いた富蟻からその宝石を盗み出そうとする。 超人強度はまさかの1万パワー。このため単独での犯行は不可能と思われているが? 富蟻杉益(とみありすぎます) 事実上、本作唯一のオリジナルキャラクター。 資産家で長者番付にも名を連ねる大富豪。 美術品コレクターでもある彼が、最近になってオークションで巨人の涙を100億円で落札したことから今回の事件が始まった。 当小説に挿絵は無いが、地の文によると容姿は「タキシード姿の太った中年男」「スキンヘッドに口ひげを蓄え、マフィアのボスのような見た目」とのこと。 言動も含めて典型的な金持ちといった具合だが、ミートに便乗して来ただけとはいえキン骨マン相手にそのまんま「おまけ」呼ばわりしたり、やや自らの地位に胡坐を掻いているところもある。 執事 富蟻に仕える。主に事務仕事を担当しており、彼にスポットが当たることは全くない。 こちらも挿絵等は無いが、地の文によると容姿は「黒いスーツに身を包んだ、白髪の老人。しかし老いを感じさせないように背筋はピンと伸びており、気品を感じさせる」とのこと。 大体ドン・ピカーデリカオーネ 巨人の涙 人ではなく「物」だが併せて紹介。 海を丸ごと閉じ込めたかのように蒼く輝く美しい宝石。 普段は超人強度に換算して1000万パワーまでの衝撃に耐えられる特注ガラスケースの中で展示されている。 執事の車で富蟻の屋敷に向かうミート達。 途中キン骨マンが「役に立つ道具があるから」と自らの研究所に寄り道させつつも到着した。 屋敷は熱海の別荘地を一望できる位置にあり、サイズはゴルフ場並み、本館の他にもここには書ききれないほど大量の別邸が存在する。 そのうちの一つ、世界中の美術品を集めた「コレクション邸」にて、ミートは依頼人の富蟻と出会う。 キン骨マンがおまけ呼ばわりされて不機嫌になったりしたものの、公開された巨人の涙のあまりの美しさに二人は言葉を失うのだった。 ここで宝石を守るケースの説明が入り、キン骨マンはその強度に驚愕する。 一方ミートは1000万パワーの超人が仲間に引き入れられていた場合を心配するが、それも大丈夫だと富蟻はバッファローマンとウォーズマン、そして屋敷の侵入経路を全て塞ぐシャッターを紹介する。 盤石の態勢が整ったところで、やたらと他の美術品をベタベタ触りまくるキン骨マンを富蟻が咎めつつ、残り5分の予告時間を一同は待つ。 あと3分、2分、1分 部屋の大時計が12時を知らせると同時に、部屋中から煙が噴き出した。 誰とも知れぬ「犯人は煙に紛れて宝石を盗む気だっ!気を付けろっ!」と言う声に一同は警戒するが、瞬く間にみんな倒れてしまった。 煙は催眠ガスだったのだ。 一同の眼が覚めると、時刻は12時半。 ガラスケースは破壊され宝石は盗み出されていた。 宝石の代わりにテーブルに置いてあったルピーンの名刺に悔しがる一同。 ここでミートは真っ先にシャンデリアの明かりが全て消えていることに気づく。 シャッターが全て締まっているので、広間は本来真っ暗になっていなければならない。 次に大広間の壁を見ると、何かが衝突したような大穴が出来ており、そこから外の光が漏れて、部屋を薄暗く照らしていた。 キン骨マンは「ルピーンが1000万パワーを持つ超人とグルだった」と断定して他の面々を追跡に向かわせようとするが、違和感に気づいたミートによって止められる。 この犯行は美学を重んじるルピーンがやったにしては力ずく過ぎ、まるで華麗さがないとして別の人物の犯行を疑ったのだ。 ウォーズマンは、「共犯者が宝石を守る超人として侵入し、催眠ガスを仕掛けて全員を眠らせ、宝石を盗み出し壁に穴を開けて脱出したように見せかけ、その後あたかも自分も眠っていたかのようにふるまう」と推理する。 コレクション館に入って来れた超人はミートとキン骨マン除くと二人。 全員がその中で唯一ガラスケースを破壊可能なバッファローマンを疑い始めるが、上記の通り逆ギレしてしまい疑うに疑えなくなってしまう。 ここで外で待機していた執事が入って来た。 八つ当たりの如く𠮟りつける富蟻だったが、執事は12時5分の時点でガラスケースが割れた音が聞こえ、その後すぐに駆け付けたと主張。 ミートは時刻に違和感を覚えて部屋の大時計を確認するが、何故か12時半から動いていなかった……。 「みなさま…巨人の涙を盗み出した犯人が分かりました。」 + 今、解決編のゴングが鳴った!!(ネタバレ注意) 宝石が入っていたガラスケースを中心に輪になって集まる六人。 ミートはまず、広間に催眠ガスを仕掛けたのはキン骨マンだと断定。 言いがかりをつけられ抗議するキン骨マンを、冷静に追い詰めていく。 そもそも無理矢理宝石警護の仕事を引き受けさせたのも、ルピーンに乗じて宝石を奪えば彼の犯行だと思わせられるからだ。 キン骨マンは富蟻邸の内部構造を知らないため、ルピーン対策と銘打って秘密研究所に寄り道させ、ありったけの犯罪道具を持って行くことにした……。 すぐさま執事がキン骨マンの持ってきたリュックを調べると、大量の工具や化学薬品、ガスマスクが見つかった。たちまち激昂し始める富蟻。 ミートは続いて、催眠ガス発生装置を、無遠慮に美術品を触るふりをして仕掛けたと指摘する。 また、犯行時刻の確認には全員が大時計を使っていたのだが、キン骨マンだけは自らの腕時計で確認していた。 その腕時計は催眠ガスを発生させるスイッチであり、ガスを部屋に充満させた直後「犯人は煙に紛れて宝石を盗む気だ!」と叫ぶことでガスをただの煙幕だと誤認させ、闇討ちのみを警戒して他の連中が気絶する中、一人だけガスマスクを付けて眠るのを回避したという。 「非力な自分にガラスケースは壊せない」と反論するキン骨マンだったが、それも「バッファローマンを背負ってロングホーン・トレインの要領で彼自身を凶器にすれば解決できる」と論破され、とうとう企みを認めた。 怒る富蟻とバッファローマンに呆れるウォーズマンだったが、ミートはそこから更なる推理を展開する。 結局キン骨マンは宝石を盗めなかった。その原因はあるアクシデントにあったとミートは言う。 バッファローマンを背負ったキン骨マンがガラスケースにぶつかる直前、照明が消えてしまい、シャッターで全ての窓が閉まっていたのもあって広間全体が真っ暗闇になった。 その結果キン骨マンはロングホーン・トレインを壁に誤爆し、大穴が開いたのだと……。 すなわち、「照明を消した人物」こそが別の方法でケースを破壊し、宝石を盗んだ真犯人。 ミートが指さした人物は…… 「あなたですね、ウォーズマン。」 バッファローマンが驚愕する中、ミートは解説を始める。 今回の事件はキン骨マンの力ずくの作戦とウォーズマンの停電作戦が入り混じっており、ウォーズマンから漏れていた電子音はウォーズマンの体内にある機械ではなく、彼がひそかに持ち込んだ広間の照明を遠隔操作する装置から発せられたものだったという。(*4) とうとうわざとらしい呼吸音すら止め、ウォーズマン 否、真犯人が変装を解いた。 「ルピーンは変装の名人です。彼はずっと、ボクたちの側にいたんです!」 ルピーンはとうとう、正体を現した。 そのままガラスケース破壊のトリックの解明を急かすのに応えるミート。 最初ウォーズマンに変装していたルピーンはそのまま皆と一緒に眠ってしまったが、オーバーボディを着ていた分少量しかガスを吸わずに済み、キン骨マンが誤爆した直後に目を覚ます。 瞬時に状況を理解したルピーンは、何らかの方法でケースを破壊。 その後、キン骨マンに凶器にされたバッファローマンが目を覚ましたので「暗闇の中、暗視ゴーグルを付けた状態ならともかく、壁に穴が開き光が差した状態では逃げ切るのは困難」と判断、入れ替わるように寝たふりをしていたのだ。 一方、ルピーンの次に目を覚ましたバッファローマンは、知らぬ間にケース(と壁)が破壊されていたことに驚愕。 身に覚えがなくても「1000万パワーでなければ壊せない=犯人は自分」と思ってしまったので、偽装のため下敷きになっていたキン骨マンを引きずって自分も寝たふりをした。 そして最後に目を覚ましたミートが、宝石が盗まれたことに気づいて絶叫。 この時にルピーン、バッファローマン、キン骨マンも狸寝入りをやめた これが、この事件のあらましである。 最後に、ルピーンはどうやって自分がケースを破ったのかをミートに問いただすが、さしもの名探偵も「頑張った」としか答えられなかった。 困惑する一同を余所に、怪盗は自ら解説を始める。 「たかが1万パワー、されど1万パワー。ステッキの二刀流で2万パワー、いつもの5倍のジャンプで2×5=10万パワー。」 「いつもの5倍の力で壁を蹴り10×5=50万パワー、いつもの5倍の回転で50×5=250万パワー。」 「更に、いつもの2倍歯を食いしばって250万×2=500万パワー。」「最後に、いつもの2倍の身軽さ…つまり全裸になって、1×2×5×5×5×2×2=1000!!」「1000万パワーの光の矢となった私は、そのままステッキをガラスケースに突き刺して、粉々に破壊したのです!!」 思わず一同は歓声を上げた。 ミートは計算式まではわからなかったものの、おおよそは大時計を見て気づいたと語る。 大時計が止まっていたのは、ルピーンが壁蹴りの際に大時計を蹴ってしまい、そのせいで本来の時刻から30分も進んだ上で故障したからだ。 殺人事件ではないからか、今までの事件とは違い、素直に褒め合う探偵と怪盗。 富蟻はそんな空気に水を差すことを若干申し訳なく思いつつルピーンを捕まえるよう促すが、ルピーンは「むしろあなたを助けるために盗もうとした」と主張する。 高額な絵画や宝石を保有する者は、悪行超人や泥棒に狙われることが必定。 世間では窃盗団に命を奪われる富裕層も少なくない。 現に巨人の涙を狙って、札付きの悪行超人で構成された窃盗団が続々と日本に集結しているという。 結局、自分の命を天秤にかけた富蟻は渋々ルピーンに宝石を譲り渡す。 颯爽と気球で去っていくルピーンを見て、ミートは感慨深げに呟いた。 「結果的には…ルピーンが予告通り、巨人の涙を盗み出したわけですね。」 【事件4 呪肉館殺人事件】 ルピーンのタレコミで、ついにキン肉マンの居場所の手掛かりを掴んだ二人。 それによると、キン肉マンは群馬県と長野県の県境で姿を目撃されたらしい。 ルピーンからの手紙には「キン骨マンは信用できないので連れて行かないように」という警告も含まれていたが、それでも二人で群馬県と長野県の県境にあるペンション「呪肉館」へ向かうのであった。 いよいよ本作も最終章。 キン肉マンとの再会を果たすミートだが、今回の被害者は……? 【この章の登場人物】 ミスター・VTR キン肉マン マリポーサ率いる飛翔チームの次鋒にして、四次元殺法コンビに並ぶチート能力の持ち主。 呪肉館には超人写真コンクールに応募する作品の撮影に来ており、ミート達にも地球に再訪した時に撮った地球そのものの写真を始めとする、様々な写真を見せてくれた。 曰く、「最近はカメラの性能も上がってきて、素人でもクオリティの高い写真を撮れるようになってきたが…そのせいで、構図やレタッチに対する知識が赤子同然の、にわかカメラマンが増えてきた!大切なのはカメラではなく、シャッターを切るのが誰かということであって…」 バイクマン キン肉マン ゼブラ率いる技巧チームの中堅。 呪肉館には個人的なツーリング旅行の一環として立ち寄ったと言い、キン骨マンをバイク乗りと見間違えた際は喜びのあまり興奮し、血相を変えたほど。 彼が語るところによれば呪肉館のある土地は曰く付きではあるものの、ツーリングスポットとしては名所の一つとのこと。 ドネルマン ※この超人は東京都・おぎぬまXさんのアイデアを基に創作しました。 トルコ出身の超人で、服装はトレーナーにジーンズ、顔にはズタ袋と如何にも何か隠していそうな男。 老婆 呪肉館の管理人を務める、白髪をお団子にした小柄な老婆。笑い声は「キョキョキョ」。 一人称は「オババ」だが、アニメ版に出てきたオリキャラの「キン骨オババ」とは特に関係ないはず。 キン肉マン/キン肉スグル とうとう登場した本来の主人公。 プロローグの1週間前から突如として失踪を遂げており、ミート達は血眼になって彼を探していた。 いざ見つかると「旅館のテレビの有料チャンネルが見てみたかった」と告白、あっさりと帰る約束を取り付ける。 普段のヘタレな言動とはまた違う態度にミートは違和感を覚えるが、それほど心労が祟っていたのだと考えて約束の時刻まで見逃してあげることにした。 呪肉館 「建物」であって「物」ですらないがこちらに記載。 周辺の別荘地から離れた位置にぽつんと建っており、左右にとんがり屋根の付いた二階建ての西洋建築である。 1号室にはキン肉マン、2号室にバイクマン、3号室にミスター・VTR、4号室にドネルマン、5号室にミートとキン骨マンが宿泊。 かつてこのペンションがある土地には無法者が住み着いており、村人を苦しめていたが、ある日、「筋肉の英雄」なる者が現れ、身一つで悪党を成敗したという。 村人らは感謝のもてなしを英雄に施すが、やがて彼が新たな支配者になるのを恐れ、酒をふるまって酔ったところを殺してしまった。 それ以来、英雄の祟りか村には不幸が続き、村人も逃げるようにして散り散りになり、この建物だけが残ったとのこと。 宿泊客として約束の時刻である翌日の朝を待つことになったミートとキン骨マン。 そして朝になると、キン肉マン以外の全員は談話室で食事をとっていた。 キン骨マンは昨夜聞いた不気味な山鳴りをバイクマンのエンジン音から思い出し、ミートに尋ねられる。 曰く、深夜3時ごろに急に眼が覚めてしまって、星でも見に外に行こうとしたところ、怪物のようなうめき声がして怖くなって即ベッドに戻ったという。 「きっとあれは筋肉の英雄の断末魔だった」と振り返るキン骨マンをVTRが茶化すが、ミートがキン肉マンを迎えに行こうとしたところで、部屋から何かが落ちる音がした。 キン骨マンと確認しに行くと、キン肉マンは胸に短剣を突き立てられ絶命していた。 血だまりから察するに、たった今殺されたようである。 ミートはショックを受けつつも、自分でも驚くほど冷静に現場を観察していた。 必ず犯人を捕まえてみせると既に決心していたのである。 「 王子!あなたの仇は、ボクがとりますっ!」 現場検証を進めていると、手つかずの牛丼を発見。 「キン肉マンといえば牛丼」と世間的に有名なほど牛丼好きなはずのキン肉マンが、何故? ミートが違和感を覚えたのもつかの間、VTRとバイクマン、そしてドネルマンが1号室に入ってきた。 全員に超人殺人が起こったことを伝えると、三者三様の反応が返ってきた。 キン骨マンは事件2の時と同様に超人強度の譲渡による蘇生を提案するが、キン肉マンの超人強度は95万パワー。 ミート(50万)+キン骨マン(20万)では足りないし、関わりの薄い三人の協力も得られまい。 というわけで、犯人は推理によって追い詰めることになった。 談話室は1階で客室は2階。 「キン肉マン以外の全員は1階で食事をしていたのだから、犯人は外から来た」と推理するキン骨マン。 丁度バイクマンだけが朝食を手短に済ませ、外でエンジンの点検をしていたのに加え、外から2階の窓までの距離くらいなら垂直に登っていけるという理由でバイクマンが容疑者となるも、タイヤ痕が見つからず保留に。 続いてVTRを疑うミート。 しかし本人から自分の能力ではアリバイを成立させつつキン肉マンを殺すことは出来ないとして保留となる。 最後にドネルマンを疑いだすキン骨マンだったが、ここでミートに「自分の潔白を証明するのが先」と言われてしまう。 元々キン肉マンにリベンジを果たすのが目的だったキン骨マンは昨夜寝付けなかったと言っていたが、本当はその時に共犯者とキン肉マン殺害の打ち合わせをしたのではないかとミートは考えたのだ。(*5) 加えて、これまでの超人殺人の犯人はいずれもプロレス技で殺しを行っていたが、今回はわざわざ凶器を使った=犯人は殺人に使えるような技を持っていないとするミート。 あくまで「超人」ではなく「怪人」であるキン骨マンは、この条件に当てはまるのである。 しかしキン骨マンは珍しく真面目な表情で反論する。 「昨日のあいつのしょぼくれた姿を見て、嘘のように復讐心が消え失せただわさ。あんなブタ男は、もうあちきの知るキン肉マンじゃないだわさっ!あんな奴、今更殺すなんてありえないだわさっ……!!」 悲しみと悔しさの入り混じった複雑な心境を吐露するその姿に、ミートはキン骨マンは犯人ではないと確信。 さらに、テーブルの上の手つかずの牛丼に抱いた違和感にも気づく。 昨夜作られて部屋に運び込まれたはずなのに、まるで出来てからそれほど時間が経過していないようで、触ってみると微かに温もりまであった。 ……その瞬間、ミートの脳内に電撃が走る! 「今回の超人殺人、その謎は全て解けました!」 + 今、解決編のゴングが鳴った!!(ネタバレ注意) まず初めに、今回の殺人のポイントは二つあるとするミート。 一つ目はわざわざ凶器を使った点だが、これは犯人が「名実共に最強の超人と名高いキン肉マンに正面からぶつかっても勝てない」と判断したから。 次に二つ目を言おうとした時、キン骨マンが早合点してオババを挙げるが、 「わざわざ襲うより牛丼に毒を盛った方が早い」 「わざわざミート達が来てから殺す必要がない」 ということで却下。 ミートが語るこの事件の二つ目のポイントは、「全員にアリバイがある」という点。 犯人はある能力を駆使して時限装置を作り、キン肉マンを間接的に殺したのだという。 そんな芸当が出来る超人は、この中では一人しかいない。 「犯人はあなたですね…ミスター・VTR!!」 不敵に笑うVTRだったが、ミートも負けじとキン肉マン殺害のからくりの解説を始める。 昨夜までにキン肉マンのいる部屋に侵入出来たのは、オババが作った牛丼を代わりに持っていったミートだけ。 その時刻も昨夜の夜22時過ぎで、犯行時刻である今朝7時ごろとは噛み合わない。 その点を埋められるのがVTRだけだという。 理由はまず、部屋のカーテンが閉まっていたからというもの。 キン肉マンが朝に殺されたのならカーテンは開いているはずなので、仮にバイクマンが殺していたのなら夜の時点で殺害のトリックは完成していたはずであり、わざわざ外に出て疑われる理由を作る真似はしないからである。 VTRはそこに「それではキン肉マンが襲われたのは夜だったという反証にしかならない、皆が寝静まった時点でキン骨マンが殺したのでは?」と口を挟むが、ミートはそれは不可能だと答える。 キン肉マンが殺されてからキン骨マンが目を覚ますまで軽く5時間。 その間、大好物の牛丼を放っておくはずがない。 仮に面会謝絶のナーバスな状態で喉を通らなかったとしても、そもそもキン骨マンが侵入する経路がないのである。 ミートが死体を発見した時点では部屋に鍵がかかっておらず、鍵を盗んだり複製したりしていたのなら出ていく際に鍵を閉め直すだけで密室殺人になるはず。 そうなると方法は一つ、キン肉マンを騙して、自分から鍵を開けてもらうしかない。 お忍びで地球に来ているキン肉マンはいつも以上に警戒しており、余程の事態でもない限り開けてくれないはず。 この時点で、キン骨マンは容疑者から外される。 VTRは自分も条件は同じとするが、ミートはそれに対し「自分の声を盗まれた」と言う。 他の客は部屋に通すなとオババに釘を刺していたキン肉マンだが、ミートに対しては約束を取り付けた時と牛丼を届けに来た時で2回もドアを開けてあげた。 この際にミートが喋った「王子、開けてください。ボクです、ミートですっ!」という声を録音しておくことで、皆が寝静まったタイミングに再生し、本人が来たと思ったキン肉マンにドアを開けて貰うことで、悠々と侵入した。 部屋の鍵はミート自身だったのである。 なおも「キン骨マンが同様の手口を使ったんじゃないか」と反論するVTR。 しかし温かいままの牛丼こそが、「悪魔の時間差トリック」を証明するという。 順を追ってミートの解説が始まる。 まず、ミートの声を再生して部屋を開けてもらい、即座に襲い掛かって気絶させるか、VTRの特殊能力の一つ「アクション・ストップ」で身動きを封じる。 重要なのはこの時点ではまだキン肉マンを殺していない点である。 次に、凶器の短剣を刃が天井を向くように置き、その側に停止させたキン肉マンの体を立たせる。 このまま押し倒せば、短剣が胸に刺さってキン肉マンは死ぬが、それだけでは時間差トリックにならない。 VTRはこのトリック最大のキモである「ある能力」をこの時キン肉マンに発動していた。 VTRは世界をビデオ編集の要領で操れる。今回キン肉マンに使ったのはスーパースロー再生だった。(*6) 倒れゆくキン肉マンに対してスーパースローをかけることで、キン肉マンは夜22時から朝7時までの9時間かけて、ゆっくりと短剣に突き刺さっていった。 動きはスローでも痛みや意識は正常のはず。キン肉マンは9時間に渡って、想像を絶する苦痛と恐怖に苛まれていたことになる。 キン骨マンが聞いたという山鳴りの正体は、まさにこの時キン肉マンが上げた断末魔だったのである。 あまりにも恐ろしいトリックに崩れ落ちるキン骨マン。 温かいままの牛丼に感じた違和感からトリックに気づいたというミートに対し、VTRは息を荒げて「ドネルマンが時間操作能力を持っているかもしれない」と必死に食い下がる。 だがミートは、ドネルマンだけは絶対に犯人にならないと言い切り それに呼応するかのように、それまで一言も口を利かなかったドネルマンが、頭の袋を脱ぎ捨てながら言葉を発した。 「へのつっぱりはいらんですよ!」 その正体は、キン肉マンだった。 ……しかし、額の肉の文字の代わりに赤い宝石を装飾し、より鋭い目つきと一回り分厚い唇を持った ぶっちゃけ不細工なマスクを被っていた。 ミートに急かされ、マスクを倒れている方のキン肉マンと交換する本物のキン肉マン(以下スグル)。 交換し終えて改めて名乗るスグルに対し、VTRは影武者を殺したのかと無念がる。 しかしミートは「狙って影武者を立てたわけではない」と言う。 焦るVTRに、ミートは倒れている方の超人の本当の名を教えた。 「あなたが間違って殺してしまった超人は…シシカバ・ブーです。」 まさかの本編の登場は一回キリの男の登場である。 ミートの予想通り、大王の職務に耐えかねたスグルは地球に逃亡した。 その際、かつてビビンバを巡って争った仲でもある友人のシシカバ・ブーにこっそりと連絡を取り、お互いのマスクを交換して、しばらくの間替え玉として振る舞ってもらうことにしたのである。 人間とっさに偽名を名乗ることになった際に全く脈絡のない名前を言えないもの。 ドネルマンという名も、シシカバブに並ぶトルコ名物「ドネルケバブ」に基づくものだったのだ。 ミートが大好きなスグルを殺されたにもかかわらずやたらと冷静だったり、キン骨マンが自身の心情を吐露する際に「あんなのキン肉マンじゃない」とまで言ったのもそのはず、この時点では、本当にキン肉マンは別人だったから。 スグルからすれば、マスクの交換が済んだ後はドネルマン(シシカバ・ブー)として久々の日本を楽しもうとしていたのだろうが、間の悪いことにミートが呪肉館に来てしまい、キン肉マンに変装したシシカバ・ブーは動揺して咄嗟にキン肉星に帰る約束を取り付けてしまった。 朝までの間に密会して証拠隠滅を行おうとしたが、その前にシシカバ・ブーがVTRに殺されてしまった……というのが事件の真相であった。 お互いにすぐ正体を明かさなかったことを謝るスグルとミート。 それは、無言のまま犯人を追い詰めるための、長年の「友情」によるコンビプレーだったのだ。(*7) 一方バイクマンはVTRに動機を聞き始める。 全ては王位争奪サバイバルマッチのやり直しが目的だった。 スグルが死ねば、キン肉星大王の座は再び空席になり、彼の主君であるマリポーサを新大王に擁立させられると……。 その歪んだ忠誠心に一同は凍り付く。 キン肉マンとの戦いに敗れ、改心したマリポーサが今更そのようなことを望むはずなどない。 にもかかわらず、VTRは一人スグルに復讐する機会をずっと伺っていたのだ。 最後の手段とばかりに直接襲い掛かるVTR。 しかし、その勢いを利用して放たれたキン肉バスターによって2階から1階までを突き破る衝撃を受け、あっさりとKO負けを喫した。 「バアさん、チェックアウト。」 最後にスグルはシシカバ・ブーに対し久々のフェイス・フラッシュを行使、復活させる。 その様子を1階から覗いていたVTRは、その無茶滑稽さに困惑し、敗北を悟ると気絶してしまった。 キン骨マンは思わず叫ぶ。 「これが…これがキン肉マンだわさっ!!」 【エピローグ】 + (ネタバレ注意) 新幹線で東京に帰る三人。 生き返ったシシカバ・ブーはスグルを散々どつきながら、そのまま日本観光を楽しむため別行動をとった。 ミスター・VTRは本来なら超人警察に連行されるはずだったが、スグルの独断で見逃され、ボロボロの体を引きずりながら呪肉館を去った。 ミートはスグルにキン肉星に帰った後のことを相談するが、当のスグルはどこか上の空であった。 「自分が失踪したタイミングと各地で超人殺人が起きたタイミングが同じなのは偶然なのだろうか?」とスグルは考えていた。 ミートも同様に、何か裏で大きな力が動いていると感じていたことを打ち明ける。 ペンタゴンもティーパックマンも、超人強度譲渡によって蘇ったはずなのに何が心配なのだろうと自分を不思議がるミート。 スグルはある仮説を立てた。 VTRは映像に関することなら何でもできる。 もし仮に、世界を特定のドラマや映画のように変える能力があったとしたら? 流石に彼にそんな能力はないと言うミート。 しかしスグルはVTRのマリポーサへの忠誠心を根拠に、「王位争奪サバイバルマッチの後、スグルへの復讐のために新しく会得した」という可能性を示す。 新幹線がトンネルの中に入ったところで、「ミートがさながらミステリードラマの探偵のように事件を推理する姿を見て気づくべきだった」とスグルは続ける。 VTRは超人レスリングでは自分に勝てないことを悟り、世界を改変することで、「ミステリードラマの法則」を利用した暗殺を企てたのでは、と……。 ミートの方も、心当たりがないわけではなかった。 VTRが見せてくれた地球そのものの写真。VTRは被写体であればそれを思うがままに出来るので、理論的には地球全域に能力を発動することも可能ではある。 二人が顔を見合わせた直後、新幹線がトンネルを抜けると同時に、前方の車両から悲鳴が聞こえてきた。 現れたキン骨マンによると、今度は新幹線で転売行為をしていたら隣の座席にいた超人がトンネルを抜けた瞬間死んだとのこと。 スグルとミートは同時に立ち上がり、スグルはVTRを再びとっちめること、ミートは事件を解決することを約束して駆けていった。 【余談】 概要でチラッと触れた通り、キン肉マンにはミステリー物の前例が二つ存在する。 一つは『キン肉マンⅡ世』連載中に出版された『キン肉マンⅡ世SP 伝説超人全滅!』。 伝説超人達が自らの技で次々と殺されてしまい、万太郎達が警護に向かうというお話で、本書同様ミステリとしてかなり本格的。 もう一つはガラケーサイト『ディープオブマッスル』でのみ読めた小説の一つ「神出鬼没!怪盗超人ルピーン参上!!」。 こちらは本書同様にルピーンの怪盗としての一面を掘り下げた作品となっている。 スピンオフではなくパロディなので今回は除外したが、本田鹿の子の本棚のエピソードの一つに『ゆで理論殺人事件』というのがある。 内容は…読んでくれた方が早い。 きっとシルバーマンが使っていたはずのマッスルインフェルノのオリジナルもこんな感じのはず 今、追記・修正のゴングが鳴ったー!! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ゲェーッ!?/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 相変わらず悪魔よりデビルなペンタゴンに笑う。 -- 名無しさん (2023-07-09 22 39 40) ↑そしてブラックホールが結構相方思いで、もうこいつらいる場所逆なんじゃね?と思ってしまう(笑) -- 名無しさん (2023-07-09 23 48 05) 世界観の書き換えなかったらペンタゴンVSBHとかの因縁試合で済んだろうに -- 名無しさん (2023-07-09 23 52 20) バイクマンがいい奴で見方少し変わったわ -- 名無しさん (2023-07-10 01 12 21) 本編だと割りと空気設定になりがちな超人界の頭脳を探偵役に据えたのは慧眼だね。タイトルといい目の付け所が好き。 -- 名無しさん (2023-07-10 06 54 45) 本来ならプロレスで済んでたペンタゴンVSブラックホールとタイルマンVSティーパックマン -- 名無しさん (2023-07-10 08 31 31) 「表情を曇らせるBH」って お前顔無いだろ!? -- 名無しさん (2023-07-10 08 40 31) でも実際表情あるよねBH -- 名無しさん (2023-07-10 23 25 40) 鹿の子の奴かと思った… -- 名無しさん (2023-07-11 00 21 08) VTRの忠臣設定拾ったのも好感触。きっとオメガケンタウリ編以降でマリポーサからこっぴどく絞られたことだろうな… -- 名無しさん (2023-07-11 01 30 17) 原作者以外によるスピンオフって原作でサラッと触れられたネタ掘り下げるのあるあるだよね -- 名無しさん (2023-07-11 02 41 16) ↑作者はむしろ細かいネタは忘れがちだからね… -- 名無しさん (2023-07-11 04 44 49) うん…フェイスフラッシュをまともに活用されたらそりゃ気も失うよね…。何なのキン肉王家…? でも四次元殺法コンビといいミスター・VTRといいチート能力持ち自体が多いのよねこの世界 -- 名無しさん (2023-07-11 21 14 31) タイトル見た瞬間に出オチ感すげーなって思ったけど、あらすじ見たら読みたくなってきたな…… -- 名無しさん (2023-07-13 13 50 15) めっちゃ面白かったし笑えたwwwwww -- 名無しさん (2024-09-19 17 58 37) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/koumeifcall/pages/100.html
打開 ゲーム名 打開日 打開した人 キン肉マン マッスルタッグマッチ 打開条件
https://w.atwiki.jp/anime_wiki/pages/15618.html
マイクロヤマグチ/リボルミニ キン肉スグル ホビー発売日:7月25日 リボルミニキン肉マンは、 山口新可動が持つポテンシャルのすべてを凝縮していると言っても過言ではないリボルミニのスタンダードアイテム。 劇中のキン肉マンのアクションポーズはもちろんのこと、 今後発売を予定しているさまざまなライバル超人との技の掛け合いは、 山口可動の真骨頂といえるでしょう。 ここを編集 1985年7月公開。キン肉マン 正義超人vs古代超人に続く劇場版第4作。第5作にキン肉マン 晴れ姿!正義超人がある。 監督 山吉康夫 原作 ゆでたまご 脚本 山崎晴哉 作画監督 森利夫 動画チェッカー 上野千夏 美術監督 襟立智子 検査 新井マリー 撮影監督 菅谷信行 特殊効果 堰合昇 編集 祖田冨美夫 ネガ編集 福光衣久子 録音 市川修 音響効果 横山正和 記録 竹沢裕美子 音楽 風戸慎介 助監督 浅田裕二 制作進行 城田佳和 アニメーション制作 東映動画 ■関連タイトル DVD キン肉マン THE MOVIE マイクロヤマグチ/リボルミニ キン肉スグル キン肉マン STARTER BOOK 1 誕生29周年作品 キン肉マン ベストアルバム キン肉マン生誕29周年記念 キン肉マン GREATEST CD-BOX キン肉マン オリジナルサウンドトラック リボルテックヤマグチNO.128 キン肉マン 超像可動 ロビンマスク 1P 超像可動 バッファローマン 1P ラバーマスク 新キン肉マン フィギュア・ホビー:キン肉マン 原作コミック ゆでたまご/キン肉マン 1巻 原作コミック 集英社文庫 キン肉マン 全18巻セット rakuten_design= slide ;rakuten_affiliateId= 053df7e0.7c451bd1.0c852203.190c5695 ;rakuten_items= ctsmatch ;rakuten_genreId=0;rakuten_size= 468x160 ;rakuten_target= _blank ;rakuten_theme= gray ;rakuten_border= on ;rakuten_auto_mode= on ;rakuten_genre_title= off ;rakuten_recommend= on ; 随時更新! pixivFANBOX アニメ@wiki ご支援お待ちしています! ムック本&画集新刊/個人画集新刊/新作Blu-ray単巻/新作Blu-ray DVD-BOX アニメ原画集全リスト スタッフインタビューwebリンク集 最新登録アイテム Switch ゼルダの伝説 Tears of the Kingdom Switch 世界樹の迷宮Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ HD REMASTER Switch ピクミン 4 大友克洋 Animation AKIRA Layouts Key Frames 2 小説 機動戦士ガンダム 水星の魔女 1 ONE PIECE FILM REDデラックス・リミテッド・エディション 4K ULTRA HD Blu-ray Blu-ray 劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ 完全生産限定版 Blu-ray 映画『ゆるキャン△』 Blu-ray 【コレクターズ版】 Blu-ray ウマ娘 プリティーダービー 4th EVENT SPECIAL DREAMERS!! Blu-ray 天地無用!GXP パラダイス始動編 Blu-ray第1巻 特装版 天地無用!魎皇鬼 第伍期 Blu-ray SET 「GS美神」全話いっき見ブルーレイ Blu-ray ソードアート・オンライン -フルダイブ- メーカー特典:「イベントビジュアル使用A3クリアポスター」付 ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 5th Live! 虹が咲く場所 Blu-ray Memorial BOX 宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち Blu-ray BOX 特装限定版 地球へ… Blu-ray Disc BOX 完全生産限定版 神風怪盗ジャンヌ Complete Blu-ray BOX HUNTER×HUNTER ハンター試験編・ゾルディック家編Blu-ray BOX BLEACH Blu-ray Disc BOX 破面篇セレクション1+過去篇 完全生産限定版 MAZINGER THE MOVIE 1973-1976 4Kリマスター版 アニメ・ゲームのロゴデザイン シン・仮面ライダー 音楽集 テレビマガジン特別編集 仮面ライダー 完全版 EPISODE No.1~No.98 MOVIE リスアニ!Vol.50.5 ぼっち・ざ・ろっく!号デラックスエディション ヤマノススメ Next Summit アニメガイド おもいでビヨリ アニメ「魔入りました!入間くん」オフィシャルファンブック 『超時空要塞マクロス』パッケージアート集 CLAMP PREMIUM COLLECTION X 1 トーマの心臓 プレミアムエディション パズル ドラゴンズ 10th Anniversary Art Works はんざわかおり こみっくがーるず画集 ~あばばーさりー!~ あすぱら画集 すいみゃ Art Works trim polka-トリムポルカ- つぐもも裏 超!限界突破イラスト&激!すじ供養漫画集 開田裕治ウルトラマンシリーズ画集 井澤詩織1st写真集 mascotte 鬼頭明里写真集 my pace 内田真礼 1st photobook 「まあやドキ」 進藤あまね1st写真集 翠~Midori~ 声優 宮村優子 対談集 アスカライソジ 三石琴乃 ことのは 亀田祥倫アートワークス 100% 庵野秀明責任編集 仮面ライダー 資料写真集 1971-1973 金子雄司アニメーション背景美術画集 タローマン・クロニクル ラブライブ!サンシャイン!! Find Our 沼津~Aqoursのいる風景~ 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 友の会[復刻版] 梅津泰臣 KISS AND CRY 資料集 安彦良和 マイ・バック・ページズ 『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』編 氷川竜介 日本アニメの革新 歴史の転換点となった変化の構造分析 Blu-ray THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 10th Anniversary Celebration Animation ETERNITY MEMORIES Blu-ray おいら宇宙の探鉱夫 ブルーレイ版 Blu-ray 映画 バクテン!! 完全生産限定版 アイカツ! 10th STORY ~未来へのSTARWAY~ Blu-ray BOX 初回生産限定版 はたらく細胞 Blu-ray Disc BOX 完全生産限定版 Blu-ray 長靴をはいた猫 3作品収録 Blu-ray わんぱく王子の大蛇退治 Blu-ray 魔道祖師 完結編 完全生産限定版 魔道祖師Q Blu-ray Disc BOX 完全生産限定盤 にじよん あにめーしょん Blu-ray BOX 【特装限定版】 Blu-ray 鋼の錬金術師 完結編 プレミアム・エディション Blu-ray付き やはりゲームでも俺の青春ラブコメはまちがっている。完 限定版【同梱物】オリジナルアニメ Blu-ray「だから、思春期は終わらずに、青春は続いていく。」